共通テストの統計的な推測選択のうまみはあるか

松谷です。

共通テストの統計的な推測を選択することにうまみがあるか、

そして、自分の作ってる途中のテキストでちゃんと満点取れるか、

を検証するために、今年の共通テストの第1日程と第2日程、令和2年のセンター試験の本試験、追試験、令和元年のセンター試験の本試験、追試験を解いてみました。

 

センター試験は4回分の所要時間の平均が7分ちょっとでした。一応計算ミスはありませんでした。(この分野は小数の掛け算や引き算を結構させられます。)

共通テストは第1日程9分ちょっと、第2日程で11分ちょっとでセンター試験よりは時間がかかりました。一応こちらもミスってはいませんでした。

内容も全部載せる予定の内容から出てました。教科書を参照しているので当たり前ではありますが。。。

 

さて、感想ですが、

まず、以前どこかで書いたように、多分10~15時間くらい訓練したら満点とれそうな気はします。15~20時間訓練すれば、従来のセンター試験であれば8分を確実に切ると思います。しかし、僕の場合、共通テストではちょっと時間がかかったので今後の共通テストで最小限の10時間くらいの対策で10分以下で満点がとれるかというとちょっとあやしいので、20時間くらい対策はいるかもしれません。結構文章も読まされるので、読み慣れが必要です。

そして、取り組みやすさでいうと、数学がすごく苦手な人にとっては数列やベクトルをやるよりまちがいなく点がとりやすいでしょう。

 

2次試験に数学がないとかいう人で共通テストは受けなければいけないみたいな状況なら確実にこちらがいいと思います。

 

数列やベクトルで10分以内に満点とるというのは8,9割の受験生には到達しがたい領域なのでね。特にベクトルは時間がかかります。数列も苦手な人はとことん苦手です。

 

しかし、二次試験がある人にとっては、その2次試験に統計が出ない以上、共通テストだけのために勉強するとなると、やっぱり気が重いでしょう。難しくはないんですが、結構覚えることが多いのと、頭の整理に時間がかかります。

 

あと、あまりにも選択者が少ないので、もしこの分野だけめちゃくちゃ難しかったら?!みたいなリスクは感じてしまうかもしれません。みんなと同じ数列とベクトルをやってれば難しければみんなと同じように苦戦するし、簡単であればみんなと同じようにできます。でも、1人だけ異端な選択をしたら、自分だけ得するか自分だけ損するかみたいな可能性もあるわけですね。

まあ、それくらいのリスクは負ってもいいのかもしれませんけどね。

なんか最近感じるのは受験って結構勝負ごとであって、ノーリスクでいけるなんていうのはほんの一部の生徒で他の生徒は多かれ少なかれリスクを持ちながら受験してるんじゃないかなって思います。そうであれば、その程度のリスクはたいしたことはないって考えもありますね。

共通テストの時間がどうしても足りないから悪魔と契約してでもなんとかしたいな人はトライする価値は大アリですね。

 

まあ、今の高1以上は余裕がなければやらなくていいとは思います。学校によってはしっかりやらされるみたいですが。洛南とか。

 

稲荷塾生のように二次試験に数学がある人はなおさらです。

 

今の中3生以下の人はやるしかないのでやってください。数列やベクトルよりは言うても軽いですからね。