今年は部活生が勉強に多めに時間を割けた?
松谷です。
新学期も始まっていますが、先日受験を終了した受験生から学べることはまだまだ多くあると思います。
ただ、今年の受験生はやはり少し特殊だったと思うんですね。
3月途中からコロナ自粛に入って学校は休校になり、塾も休校もしくはオンラインになりました。
そんななか大きな影響を受けた集団の一つとして部活生がいるかと思います。
部活生は普通は、5月くらいのインターハイ予選、もしくは、野球部なんかは7,8月くらいの大会を最後に引退するケースが多いような気がします。その大会を最後に、それまで部活に90%くらい捧げていたエネルギーのすべてを、勉強に全振りして猛スパートで差し切るというのが典型的部活受験生の戦い方かと思います。
しかしながら、この戦法は紛れもありまして、要はスパートでの差し切りがぎりぎり間に合わないということがありうるわけですね。
このタイプの受験生は1カ月あれば恐ろしく伸びるので、1カ月あるかないかが大きな違いです。そんななか今年は部活の引退試合が流れてしまった関係でいつの間にか引退になってしまったわけですね。そうするとおそらくみんな2から3ヶ月くらいは勉強期間が延びたのではないかと思います。その恩恵を受けて普段の年ならぎりぎり届かなった生徒がぎりぎり差し切ったみたいな例もいくつかあったと聞いています。
しかしながら、期間が長ければ必ずいいかというとそういうわけでもないわけですね。
部活の引退試合という、高校の部活やりきったぞ!という象徴的なものがあると、それが区切りとなって完全に勉強モードに突入できるという良さもあるわけですね。なんとなく引退試合なくなったってことは、おれら受験なのかな?というのとは少し違うかもしれませんね。もちろん周りの雰囲気次第だとは思いますが、学校によってはしばらく非日常に浸ってしまい勉強に気持ちがいかなったか生徒も多くいたのではないかと推測します。
まあ以上のようなのが今年の受験生の特殊事情ですが、来年、再来年の受験生はどうでしょうか。
それはやっぱり部活がしっかり最後まであるんだと思うんですね。多分。
であれば、勉強時間を最後の最後に全振りしてそこだけで勝負するというスタンスでは紛れがあるままだと思うんですね。
そんな紛れがある中でも勝つ確率を最大限高めるためにはどうしたらよいか??
まあ、そんなのは決まってますよね。
高1,高2くらいで部活などに80~90%くらいを注いだとしても、来るべきときに備えてやることはやっておくということなんですね。例えば、塾の予習や復習くらいはしっかりしておく。ということですね。そんなたいしたことではないような地道なことがあとあとめちゃくちゃ大きく効いてくるんだと思うんですね。