合格体験記その10

松谷です。

合格体験記その10が届きました!!

東北大学経済学部に合格した

猪飼将汰くんです!

彼は文系としてはかなり数学が強いタイプでした。難関国公立大学を受けるとき文系における数学は実はもっとも差がつく科目です。そのあたりを彼自身の体験から熱く語ってくれています!

どうぞ!

合格体験記

東北大学 経済学部 猪飼将汰 洛星

私は高校1年生の春に入塾しました。

中学受験の時は算数が得意で中学にはいってすぐの頃は数学を感覚だけで解けていたのですが、中学3年生になって高校数学に入ると定期テストで平均を下回ることもしばしば。
この当時は理系に進むつもりだったので、数学ができないのは致命傷になりかねないと思い親が探してきた稲荷塾に入塾しました。
半年間で数2Bを一通りやってもらったのですが確認テストのたびに散々な結果で、偶然同時期に入塾した親友と底辺争いをする日々でした。
私も彼も、もう一度数2Bを半年間することになったのですが、1年間基礎をしっかり見てもらえたことで模試や定期テストの点数がかなり良くなりました。
高校2年生になって、理科から逃げるために文系を選択したので数3をする必要がなくなり演習授業をうけました。
今から思えば、この時から入試レベルの問題を数多く解くにあたって、毎週の予習は時間配分を考えながら問題の取捨選択をする練習になり、
授業内での演習は1問1問じっくり考えて解く練習になったと思います。
現役の時は神戸大学の経営学部をうけたのですが、数学で9割近くをとりながらも落ちてしまい浪人しました。
英語で4割しか取れなかったので浪人生の時は時間のほとんどを英語にあて、数学は週に1度しかしませんでした。
しかし、基礎的な問題の多い駿台・ベネッセ模試は偏差値80前後あることが多かったし、京大実践やOP、阪大OPのような本番に近い難易度の模試でも偏差値60は絶対にありました。
数学は1度得意になってしまえば、少しでいいから定期的に勉強するだけで成績はほぼ落ちないし、残りの時間を他教科にまわせるようになります。
このおかげで現役では神戸落ちでしたが、京大B判定以上を安定して取れました。
共通テストで失敗したのでもう1浪はできないと安全志向になり、A判定だった東北大学経済学部を受けましたが、本番でも数学は焦らず解くことができ、
解答速報を見ていても8割後半ぐらいは出来ていたのではと思います。
文系で1番大事なのはもちろん英語で点を落とさないことですが、次に大事なのは最も得点差のつきやすい数学です。
文系数学は京大が大問5個、東北大学が大問4個と少ないです。(神戸大学や大阪大学にいたっては3個しかないです。)
文系だから数学出来なくてもいいやと開き直っている人が多々いる中で、周りより1問、半問でも多く取れればそれだけで1~2割程度得点が有利になります。
英語や国語は小問が多いので1問当たりの点が低く、この点差を取り戻すのは大変です。

なので、理系よりも数学の苦手な人が多い文系の人にこそ、数学が得意であることに有意性があると思うので数学に力を入れる方がいいです。
最後になりましたが、3年間しっかりと見ていただいた稲荷先生や松谷さん、質問対応をして下さったチューターの皆さん本当にありがとうございました。

後輩へのメッセージ:
文系は共通テストの占める割合がかなり高いので、理系の人より早く共テ対策を始めてください。(共テの形式が苦手な人は10月には始めてください)
共テで失敗すると志望校選びにかなり影響が出て、志望校の2次試験を受けることすら叶わないことがあります。
あと、現役の時はCやD判定でも2次試験で逆転できるかもと挑戦できますが、浪人の時は後がないのでB判定でも少しためらう程、志望校選びに慎重になってしまいます。
もし、もう1年頑張ることになったら最後にA判定をとれるよう全力で勉強に挑んでください。
さもないと、第1志望に出したいという願望と不安で大変なことになりますよ(笑)