構想を練る

田んぼの傍に立って、じっと観察すると、カブトエビが泳いでいるのが見えたり、カエルが跳ねるのに気付いたり、タニシの卵が稲の根元にくっついているのを発見したりします。

しかし、走りながら田んぼを見ると、そこに田んぼがあることしか分かりません。

 

これまでテキストの解答の解説化の作業に追われに追われていたので、とりあえず授業をこなしてきたという感じです。そこに潜む細かい問題や改善策は見えませんでした。

ところが今、9月7日(月)の下半期開始まではさまざまな作業をストップして、授業の在り方を再検討したり、今後の構想を練り直したりしています。そうすると、いろんなことが見えてくるし、新鮮なアイディアも出てきます。

 

そういう中で、特に問題だと感じているのは反転授業における演習の仕方です。

反転授業では、「稲荷の独習数学」で新しい単元を学び、テキストの問題を解くことでその理解を深め、そういう準備をして授業にやってきます。この予習の質が高いかどうかがすごく重要です。

しかし同時に、「分かった」ことを「できる」レベルに引き上げるための授業の役割も重要です。

授業では、まず予習時に分かりにくかったと生徒が言ったところをポイント講義で解決します。これが約20分です。

次に小テストをします。これは「この程度のことができるように予習してほしい」という、こちらが生徒に願う基準を示す働きをしています。約15分です。

そして小テストの直しをします。独習数学やテキストを使って、できる限り自力で直す努力をし、一定時間が過ぎたら解答を配り、それを確認します。約15分から25分。

すると1時間程度の演習時間が残ります。

この演習のために補充プリントというものを準備して、詰まるたびに質問するという形式をとっていましたが、実際には質問が少なく、あまり熱気あふれる演習にはなっていませんでした。これを改善しようとしています。

演習の仕方も改善する必要がありますが、何と言っても「どのような問題で演習するか」が重要だと考えています。

どうしたらいいのでしょう?

このところ腰を落として考える時間が取れているので、いろんなアイディアが浮かんできて、そのための準備などをしています。

まあ、楽しい時間です。

この新しい演習は下半期がから実行しようと思います。