職人

家内のお父さんは鉄工所をしていましたが、金属の棒を持てば、0.1mm までの精度で太さが分かったそうです。

これは訓練で到達した技術だと思います。

それもすごいと思いますが、これとはまた別で、生まれつき特殊な感覚を持っている人がいるようです。

 

4月5日に右手小指を骨折して以来、テニスエルボーになり、その後、左鎖骨周辺にひどい痛みが生じるようになり、… といった具合に連鎖的にさまざまな問題が生じ、苦しんできました。

これまで通っていた整骨院は比較的に技術が高く、保険もきくので費用的にも安く、最近までは不満を感じたことはありませんでした。

しかし、今回の症状には対応してくれませんでした。いや、一応、プラスアルファーの施術が加わり、費用も倍化しましたが、効果はまるでありませんでした。

 

そこで、新しいところを探す必要を感じていたのですが、お盆に墓参りのために車を走らせていたところ、「スポーツ障害専門」という垂れ幕が目に入り、行ってみることにしました。

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https://www.kinesio-rakusuian.com/

ここはパッと見、やや怪しい雰囲気が漂っています。営業中なのに鍵がかかっているとか …

さらに、施術は必ず一対一の対応になるので、飛び込みの女の人が入れる感じではないとか。

もちろん受付の人がいるわけでもなく、営業的要素がまるでありません。

ところがこの方、一種の特殊技術を持った人で、普通の人ではありませんでした。

まず、触れば、筋肉の状態からもっと内部の状況まで分かってしまうそうです。

その感覚を元に問題の本質と解決策を探ります。さまざまな動作をさせて、どこの筋肉がどのように動くかを見るのです。「本来、この筋肉が反応すべきなのに、そこに問題があるから別の筋肉がそれを代行しようとしてこのように無理をしている。だからこうすべきじゃないか …」といったような作業を1回目のときは約2時間かけて実行し、すべての症状が大幅に軽減されました。

そして今日、2回目の施術に行ってきて、この人は間違いなくすごい人だと確信しました。いわゆる職人です。それもすごいレベルの。

 

こんな人がいるんですねぇ!

稲荷塾もこの道における職人でありたいです。