体験記 その3

体験記第3弾です。

 

京都府立医大 医 中江麟太郎 洛南

僕は高校2年生からこの塾にお世話になりました。数学がとても苦手で何とかしなければと思い入塾しました。入塾当初は基礎の部分もあやふやだったので演習のクラスでほとんど解くことができず、ついていくのがやっとでした。ただ、それまで圧倒的に足りなかった演習量が増えたことで数学の問題へのアプローチの仕方を学び、それに段々と慣れていきました。高3からは演習2の授業もとっていましたが、この授業では全くと言っていいほど問題に手を付けられなかったのでとにかく何回も解き直しをしていました。こうして数学と化学の勉強を繰り返しながら夏の冠模試(京大)を迎えました。英語は思っていたより点数が取れていたのですが肝心の数学は振るわず、理科は思っているより点数が伸びませんでした。そして秋に受けた模試でも数学は上昇気味でしたがその分英語は下がり、理科も思った点数が出ませんでした。結局すべての模試でD判定しか出ませんでした。そうしているうちにセンターの1か月前になりセンター対策をしなければならなくなりました。しかしセンター対策中、数学は2次用の勉強をしていましたがそこで何かが変わった気がしました。答えまでの道筋が見える問題がだんだんと増えているのを実感しました。結局センターは800点で第一志望合格のボーダーに届かず、悩んだ末に京都府立医大に出願することにしました。府立医大の問題は難問で50%とれば合格圏内に届くようなものでしたが、理科に関してはセンター対策の時に基本事項を詰め込んだおかげかそこまで悪い点数ではありませんでした。しかし直前演習では良い時と悪い時の差が激しく、平均点は合格している塾の先輩たちの平均にぎりぎり届きませんでした。不安を残したまま迎えた本番では数学は4問中1問しか完答できず理科も易化した部分でミスが見つかりもう駄目だと思いました。なので合格発表の時は本当にうれしくて泣きそうでした。