反転授業再受講生への新たな発見
松谷です。
数1Aの生徒と数2bの生徒を見ていて、反転授業2回目受講生についての新たな発見をしました。
前回の発見は曲がりなりにも1回目食らいつこうと努力している人が2回目にぐっと伸びてるという話でした。たとえば1回目受講で30点近く取ってる人はそのまま努力を継続すれば50点を超えるくらいまでぐっと伸びてる傾向があると。どうせ2回目やるからと1回目適当にやる子は2回目でも伸びないなと。
しかし、もう一つの傾向を発見しました。
1回目力としては少し足りないように見えるけれど、自分の頑張りや土曜自習室利用などで十分ではないが30点くらい取るなどある程度奮闘して粘っていた子についてです。
彼らが2回目に油断して勉強量をがくっと落とすと1回目から全然成長がないというかむしろ落ちることもあるということです。
似たような傾向を何人かに感じたのでそういうもんなんだなと。
でも、ある意味仕方ない部分もあるなあと納得した部分もあったんです。やはり2回目の学習だと新鮮味が欠けるんですよね。そんななかそれなりに上げていたテンションを再び保つのはやや難しい面はあります。
そんな生徒は1回目の飲み込みのよいタイプの生徒に簡単に水を空けられてしまいます。
そうならないようにするためには、自分の中で何か新鮮味を作り出さないといけないわけですね。
我々としては、小テストと単元テストを2回分用意して、実力を発揮するためのターゲットにすることで、ある程度大丈夫かなとは思っているんですね。
ただ、それは2回目受講生の気持ちにフォーカスしているわけではありません。気持ちとして何かインセンティブが必要なときもあるでしょうね。
3回目受講になった場合は強制退塾という案もあるかとは思いますが、負のインセンティブすぎるといえばすぎますね。。、実際数2bで3回目で高いレベルに達した生徒もいましたし。。
高校受験に備えた中2の生徒が中3で1回抜けるからここできっちりものにする!というのも一つのインセンティブになるでしょうか。
もちろんあとから入った1回目受講の友達や小学生に負けたくない!というのもインセンティブにはなるかもしれません。
まあ、1番いいのは、あー1回目のときにはよく分からなかったのがやっと分かってきた!霧が晴れてきた!もっとやるぞー!っていうのでしょうけどね。
もちろん、上にあげたような生徒たちも自分なりの新鮮さを見つけ出し、勉強を前向きに継続したならばそれはきっときっちりした成長につながると思います。
少なくとも1回目にファイトできていた彼らならばきっと。