シオマネキ

息子がストレッチをするので背中を押してほしいと言うので押してみると、背中の筋肉の付き方が右と左で全然違っていました。

テニスを長年しているとこんなふうになることが多いです。

siomaneki

要するに左右で腕の太さが見て分かるほどに違ってくるのです。

しかし、背中の筋肉まで違うとなると何かまずそうな気がします。

だから通常はちゃんとトレーニングしてバランスのいい体を作ろうとするのです。

息子の場合、そういう下積みが嫌いです。ときどき思い立ってストレッチなんかをしていますが長続きした試しがありません。

 

「七つの習慣」(スティーブンRコヴィー著)に「刃を研ぐ」という章があり、するべきことを

  • 緊急であるかないか
  • 重要であるかないか

で4つに分類して考えるという内容が載っています。

そして多くの人は緊急であるが重要でないことに時間を注いでいると説明しています。たとえばかかってきた電話に出るとか。

でも大切なのは緊急じゃないけど重要なことで、トレーニングなんかはこれにあたります。

 

私はこの教えが大層気に入りました。

思いつくところで言えば、数学の塾をするうえで英語の勉強をするなんて全然緊急じゃないし、やってもすぐに結果の出るものでもありません。でもこれが重要であると判断し、やり続けてきた結果がA会話につながりました。

もちろんこのブログなんてまるで緊急ではありません。

だけど、これを続けてきたことで「文章を書き慣れている」と出版社に判断してもらい、それが「頭のいい子には中学受験をさせるな」の出版につながりました。そしてそれが「稲荷の独習数学」の出版につながったのです。

何より、自分自身の意識を一つの方向に注ぎ続けることで、見逃しがちな重要なことに気付くことができたと感じています。

反転授業なんかもそういう経緯の中で生まれました。

 

緊急でないけれど重要なこと

これを軽視することなく、継続してほしいと願っています。

たとえばストレッチとか。