激しく迫る
昨日は数ⅠAの授業がありました。
私は下のクラス担当ですが、彼らは全員2回目の受講です。すなわち、上半期で数ⅠAに取り組んだけれども十分な成績を取ることができず、数ⅡBに進むことができなかったのです。
通常、2回目の受講となると1回目が基礎になって、かなり「できる」ようになっていることが期待されます。
でも、全然ダメでした。
上のクラスの小テストの成績は一部悪い生徒もいましたが、基本的に75点で100点の子も一人いました。対して下のクラスはほとんどが25点で0点も数人いました。
なぜでしょうか?
それは予習が甘いからです。
テキストの問題をちゃんと2ページ解いて来ている者が見当たらないぐらいです。
「分かる」と「できる」は違うのです。
分かったつもりでもテキストの問題を解こうとしてできなければ、「稲荷の独習数学」に戻って説明を読み直すことになります。そうして「もがいて来る」のが予習です。
何の努力もせずにできるようにはなりません。
「今度ちゃんとやって来なければ蹴るぞ!」
まあ、私が学校の先生だったら即クビでしょうねぇ …
しかしここは稲荷塾。
生徒に激しく迫る熱血講師を私はクビにはしません。
もし、それが嫌なら稲荷塾が合っていないということです。合っているところを探せばいいです。
ということで、上のクラスと下のクラスでは授業の進め方がかなり違います。下のクラスではまず「やるべきことをやる」ところからスタートしなければなりません。そうしながら次のクラス分けのときには何人かが上のクラスに上がるでしょう。上のクラスから落ちて来る者がいれば、また私が叩き直そうと思います。