新幹線で本を読む〜14歳までに何を学んだか〜
松谷です。
東京の妻の実家に向かう新幹線のなかで、時間があったので、
数学の問題を解くか、数学の本を読むか、英語の勉強でもするか、youtubeでも見るか、一般書籍を読むかで迷った末に、
一般書籍を読みました。
新進気鋭の起業家たちのこどものころにフォーカスした教育関連の本でした。
どの方も、小さい頃に周りのもので工夫して思いっきり遊んでいたようですね。少し遊びにアイデアを加えてその少年なりの新しい遊びをしているようでした。
著者の藤原さんが、
ジグソーパズル型の学力とレゴ型の学力について述べていて、
前者が頭の回転の速さに結びつき、後者が頭の柔らかさに結びつくものということです。
つまり、最初から正解があるものにいかに速く到達するのかと、唯一解がないなかで想像力や創造性を発揮して自分なりに仮説を立てて納得解を導いてくかの違いであり、
前者を情報処理力、後者を情報編集力と呼んでいます。
まあ、ここまでの主張は何回か目にしたことがあったのですが、この本では学校などの教育では情報処理力と情報編集力の鍛える比率としては、7対3くらいがいいんじゃないかと言っていました。(現実は9.7対0.3くらいになってるんじゃないか?!外で補うべし。みたいなことも言ってました。)
あー、社会での経験からするとあーそれくらいなのかもしれないなあとなんとなく納得のいく割合でした。
情報処理力はまずベースとして必要だなと。そもそも会議とかで人の話を理解したり、当たり前の論理であるようなAならばBであるということを瞬時に使えないとそもそもビジネスパーソンとして成り立たないなと。
ただ、それだけではだめなわけですね。みんなのいうことを理解しました。上司や誰かがそこから導いた事を、正確に実行しました。だけではやはり社会人としてはいまひとつなわけです。
1つの正解がないなかで、いろいろな意見や既存の知識も組み合わせてみんなが納得するような解(仮説)に導くこと、つまり、情報編集力がやっぱり必要なんでね。
まあ、ただ、数学というとそういう思考の礎を築くための最強の道具のひとつである、論理性を磨くことに対して最も有用な学問だと思います。
そうすると、やっぱり情報処理的な部分を教えることも大事だよなあと。
なんでもなんでもアクティブラーニングすればいいものでもない気はします。
とはいえ、一通り道具が揃ったあとは、アクティブな部分があっても良いかもしれませんね。