自分を信じること
セルビアは2006年に独立した人口700万人の国ですが、今回の全仏テニスオープンではベスト32に4人が残りました。
すごいですねぇ!
人口がセルビアの10倍以上の日本でベスト32に残ったのはもちろん錦織ただ1人です。
これはどう見てもジョコビッチの影響です。
人は「自分はできる」と信じることができたなら、大きな力を発揮します。彼らはジョコビッチを見て、自分もできると感じたのだと思います。
日本でもこれと似た現象が起こっています。
かつては松岡修造の世界ランキング46位がなかなか越えられず、体格的に恵まれない日本人がテニスで活躍するのは難しいと考えられてきました。
ところが錦織の活躍以降、杉田祐一が世界ランキング36位になったこともありますし、西岡良仁の最高ランキングが58位で、早晩46位は越えていくことでしょう。
もはや46位は目標ではないのです。
しかし、この「自分はできると信じること」はそんなに簡単なことではありません。
だから、その壁を突破する最初の人はすごいということです。
ジョコビッチはすごいし、錦織もすごい。
私は、みんなそれぞれに「すごくなれる分野」を持っていると信じています。
それを探してほしいし、そのためには人がどう思うかではなく、自分がどう信じるかの方が重要だと思います。