2クラス制の良さ
松谷です。
稲荷塾の数1Aと数2bのクラスはこの上半期は2クラス制をとっています。(下半期は1aは2クラス、2bは1クラスです。)
2クラス制だとクラスを落ちないようにしようとか、もしくは、クラスを上がれるようにがんばろう!みたいな良さがありますよね。あんまり本質的な良さではないですが。。
数2bクラスの単元テストを採点していて、上手くいってなかった子の浮上みたいなのを少なからずサポートできた気がしたので良かったなと思いました。
いい流れで3階のクラスで揉まれて欲しいなと。
人は平均の影響を結構受けてしまうものなので、ある程度の実力になったら、より高いレベルで揉まれた方がいいかなと。
ちなみに、僕は数1Aにしても数2bにしても2階のクラスだからといって手を抜いて教えたことなんて一度もないですし、本当に大切なご子息をお預かりしていると思って、丁寧に教えているつもりです。
ただ、一部壊滅的に実力努力が足りない生徒がいるの確かです。それでもなんとか引き上げようとしてあーだこーだ試してますが。
あと、思うのが、
数学の勉強的な内容の入りやすさの良し悪しは確実にあります。数学的な適性ですね。足が速いとかと同じようなもんだと思います。
塾って商売なので一般的には夢を売るという感じなのか、あたかもみんなすべて同じみたいな物言いをします。でもそれは嘘だというのが僕の実感です。
つまり、同じことをしてもものすごく差は開いていきます。
ただ、それは勉強をしない理由にはなりません。
自分のできる最高の取り組みをすることが大事なんだと思います。自分の向き不向きなどに悩むのは普通です。理不尽を感じるときもあるかもしれません。でも、そうだとしても、自分にできるのって自分なりのマックスの取り組みをすることだけですからね。
ちなみに、数列のシグマの公式すら覚えていないのは、ただの甘えです。それを自分の頭の悪さのせいにするやつは、単純にムカっとします。
生徒が覚える力においてものすごい差があることは知っています。それでも、ほぼ全国民が運転免許を取れることを考えるとシグマ公式5,6個くらいもどうしても覚えられないっていう主張は嘘です。
僕が担当している2階のクラスでは、3階のクラスの上位に食い込むくらいすごいがんばりを見せた子がいる一方で、最低限中の最低限の努力も怠る人もいたというのが現状です。本当に一喜一憂です。辞めても仕方ないと思いながら真剣に伝えたつもりなので、何か改善がなされるといいなと。
まぁ、もちろん受験的な勉強はすべてではありません。
朗報としては、社会に出てから必要とされるのは受験勉強的な頭の良さではないということです。
どちらかというと、継続的に取り組む力だったり、やり抜く力だったり、苦しいときに突破するために試行錯誤する力だったり、人と話しながらより良い方向に向かって建設的にコミュニケーションしていったり、未知なるものに向かっていく気概だったり、そういった力なのかなと思います。
まぁ、でもそういった力がある人は、最低限程度はできるような気はしますがね。。。