点をつなぐ
大学の長い春休みも終わり、昨日から息子も学校へ通い始めました。
何でも、去年は本庶さんがノーベル賞をとりましたが、それと同じぐらいいつとってもおかしくないと言われている先生の実習に参加しているそうです。年は私より1つ上、エネルギッシュな方のようです。やっている内容を彼は熱く語っていましたが、私にはまるで分かりませんでした。
それはそうと、お昼間に息子がいないことでようやく私自身の時間が持てるようになったような気がします。でかいのが家の中でごろっとしているとどうもねぇ …
それでというわけではありませんが、昨日は長いブログを書きました。
だから今日は話題がありません。というか、昨日書きすぎたように思います。
それでも何か書くべきか …
みなさん、スティーブ・ジョブズの点をつなぐという話をご存知ですよね?
興味の赴くままやってみろ、というやつです。それがどこにつながっているかなんてなことは誰にも分からない、そうやってやってきたことが、後から見れば線でつながるんだという話です。
昨日「稲荷の独習数学」について書きながら、そのことを強く思いました。
「小さな数学塾のヒミツ」を書いたとき、この方法を実践してみたいからという問い合わせを全国からたくさんいただきました。それで、もう少しその方法論を詳しく述べたのが「頭のいい子には中学受験をさせるな」です。
でも、そこでは「中学数学までは各家庭でできるでしょう。だけど高校数学はそういうわけにはいかないから、私がそのための参考書を書きます」と宣言して終わりにしていました。
つまり「稲荷の独習数学」は文字通り、高校数学を独習するために書いた参考書です。
まあ、夢中になって書きましたねぇ …
何年かかったかは覚えていません。5年か6年ぐらいだったでしょうか …
でもそれが今では「反転授業」で、なくてはならない教材になっている。
全くそのような使い方は想像もしていませんでした。点と点がつながったのです。
「教育」は今の日本では人気のない分野です。優秀な学生が専攻する学部、学科ではありません。
むしろ、問題多き分野として「教育問題」などと語られるのです。
でも、私は最も創造的な分野だと感じています。
いつか、日本でも教育学部が一番人気の学部になればいいですねぇ!