ドラゴン堀江から思う
松谷です。
ドラゴン堀江という動画番組を見てました。
ホリエモンが、売れない芸人とグラビアアイドルを半年で東大合格に導く番組です。(ホリエモン自身も受けることになりましたが)
その中で、最も見込みがありそうだったのが、早稲田を中退した芸人のtawashiさんという方です。
受験から10年以上?のブランクの後ですが、この半年間で2000時間くらい勉強して受けました。(平均12時間以上。)
それでも、合格に至りませんでした。まず、センター試験の足切りを突破したのは1つの成果ですし、それを矮小化したくもありません。センター試験で、挑戦した4人ともが半年で200点近くアップ。センターの理科基礎とか漢文などはだいたい1週間前後くらいの対策で70〜80%くらい取れることを体現。今まで企画ものでは足切り突破すらなかったという前例を打ち破った。などいろんな素晴らしい点があると思います。しかし、それでも2次については、どちらかというとカスリもせずに落ちたのかなと。特に元々私立文系だったので、数学がネックになっていましたね。得点開示がまだなので本当のところはわかりませんが。
受験は厳しい世界だなと痛感しました。
もちろん、余裕の人にとって余裕なのは否定しません。高2くらいで、東大理三とか京大医学部合格レベルに達しているような人が全国的に見るとちょこちょこいるんでね。
でも、普通の平均的な合格者にとっては、やはりかなり厳しい闘いだと思うんです。
それこそ、精神的な、体力的な闘いも強いられるかもしれません。
もちろん、中学生とか、高1になったばっかりで、そんなに切羽詰まれとは言いません。そんな思いで高校生活を送るなんて無理です。でも、もしあなたが、4月から高2になるくらいなら、今からでも一つ一つの学びを大切にして欲しいなと思います。
人それぞれ能力は結構違います。理解力や記憶力も違うし、どの科目が得意か苦手か好きか嫌いかも違います。自己管理能力も違うでしょう。
自分と目標の距離を測って自分に必要な距離の詰め方をして欲しいなと思います。
しかし、それでも最後、もしかしたら少しの運によって結果は左右されてしまうのかもしれません。
その場合は、起こったことを素直に受け止めて進むしかないのだと思います。
大学受験で、数点差で受かった人と、数点差で落ちた人では何の能力差もありません。であれば、そこから何を受け止めて進むかだけだと思います。
数点差で受かったなら、ギリギリで受からせてもらったことに感謝し、自分より上の集団に食らいつくべく努力して、自分の普通の基準を上げていけばよいと思います。もう、次のフィールドは、受験勉強というフィールドではありません。
数点差で落ちて浪人をするなら、余裕で受かるべく必死で努力をし、落ちる可能性がないというレベルまで、努力するのが基本だと思います。そして、自分がもらった人より少し多い時間で、自分が大学で学ぶつもりのことや将来のことをより明確に意識するようにして、大学に受かったあと、最高のスタートを切る準備期間としたら良いと思います。
僕のサークル時代の浪人で入った友達は結構貪欲に大学生活を過ごしていたなと感じます。それは、サークル活動、勉強、研究、就職活動、友達関係すべてです。本当に入りたくて入ったので、そうできているように見えました。もちろん現役で入った人でも同じような意識でやっている人もいましたが、人に寄ってばらけている印象です。
浪人をしないで、自分の受かった大学に行くとしたら、それはそれで、十分に良い選択です。大学やそれ以降の学びや活動に全力を注いだらいいと思います。そこで、十分逆転できますから。
まあ、なんか息苦しい記事になってしまいました。
とにかく勉強しなさいよ。みたいなトーンに聞こえますね。
ただ、それでもやはり学ぶことを純粋に楽しむ気持ちは大事だとも思うんですね。高校生でも。
ましてや、小学生、中学生については、学ぶということに対して、自然な前向きな姿勢で臨むことが一番なのかなと思います。