塾がもらう対価は適正か?
松谷です。
この前、元職場の先生をしてくれてた人たちとこんなことを話しました。
大学生「僕らは、実際はその道のプロではないし、ついこないだまで勉強を教わっていた立場なのに、いきなり、その道のプロとして大学受験とか高校受験とか教えることになりましたけど、それって良かったんですかね?」と聞かれました。
「結局、大学生は個人によってだいぶ力量も違うし、モチベーションも大きく異なる。けれど、生徒によっては、1:1や多くて1:2くらいの環境でないと理解できなかったり勉強しない人もいるし、そういう子にとっては、予備校講師のようなプロ?が30人くらいを相手に教えるのよりは、効果があるわけだから、良いのではないかと思う。もちろん、生徒を教える以上、最低限の超えてなきゃいけないレベルはあるだろうけど。」
と答えましたね。
授業料についても聞かれましたね。
「個別指導の授業って1コマ80分とかで、4000円とかでしたけど、高くないんですかね?」
「まあ、大体相場くらいの値段だし、結局それを求めていらっしゃる人がいる以上適正なのではないかな。集団指導塾の方がもちろん安いけれど、それでは効果が上がりづらい子達が多く通ってきてくれるわけだし、それに対応するために先生を多く雇って、そのうえで利益を出して企業として存続させ続けるのに必要な価格を設定しているわけだしね。それより安くして、赤字になって潰れたら意味ないわけだからね。」
なんてことを話してました。
「実際、稲荷塾とかも、中1くらいまでは、個別指導にしていて、時間換算で2000円くらいだけれど、個別で1対5くらいにしているから設定できる値段てとこはあるしね。しかも、1対多がやりやすい算数数学に絞っていて、テキストもネットリ説明し続けなければならないっていう性質のものでもないからね。しかも、すごく苦手な子を対象にしていないっていうのは大きいね。ずっと1人だと動けない子だとどんなに自分で進めやすいテキストだとしても1対5とかだと難しいしね。」
「まあ、あと宣伝に力を入れてるのが、大手の特徴ではあるなぁ。集団塾にしても個別指導塾にしても。そうするとそのマーケティング費用はかさむからね。稲荷塾は小さいから、宣伝はなるべく小さくしてなんとか口コミで広がるようにしていかないといけないっていうのはあるねえ。」
なんてことを話していたりしました。
結局、授業料で言ったら、今はネット授業で爆安なものが存在するわけです。
1ヶ月見放題980円みたいなね。
さらには、無料でかなり良い授業動画や参考になるサイトも多数あります。
それらがある中で、対価を受け取るに値するサービスを提供できているという自信を持ちながら運営し続けないと、それは必要のない事業体になってしまうなあと思うわけですね。
それらが、生徒と講師の関係性や、洗練されたテキストだったり、土曜日の無料自習室だったり、様々な学校からのレベルの高いライバル?だったり、講師も向上しようとし続けていることだったり、熱量だったりするのかもしれません。
まあ、ただの独り言でした。
ではでは。