演習に入る塾生は準備をするべし

松谷です。

稲荷塾には、演習授業があります。

それは、演習1,演習2,演習数Ⅲというものです。

どれも、なかなかに歯応えがある問題が並んでいますが、しっかり取り組んでいけば力がついていくものです。

 

しかし、それらの演習問題は、基礎的な内容が前提になっています。

 

稲荷塾でいう数1A,数2b,数3の反転授業でやっている内容です。エッセンスは独習数学に全て入っているものですね。

それらがまったくがたがたの状態では、なにをやっても入っていかないと思います。

入試レベルの応用問題を考えていくための材料がないのですから。

 

ということで、あと2週間程度ありますから、演習に入る準備として、基礎が抜けてるなという人は、その部分を独習数学やテキストを使って復習をしておいてもらえればスムーズかと思います。

たとえば、演習1なら、三角関数→指数対数→ベクトル→図形と方程式→数列→微分積分と続いていくわけですから、少なくとも演習授業の中で扱う単元のものはあらかじめ見てあるという状況にしてもらえればよいのかなと。(たとえ一気に復習できなかったとしてもね。)

 

演習1などは1回目、講義なので、特に準備しなくても受けられてしまうのですが、一応基礎は分かっているという状態で受けるとまた吸収の仕方が変わると思いますので。

 

また、講義ではない回は、毎回4問ずつしっかり予習してきださいね。ここでは初学のときに学んだ問題などと違って3分考えて分からなかったら飛ばすなんていうのは何の意味がありません。多少わからなくても、最低でも15分など、もっとぐぐぐと考えてきえもらえればと思います。考えた結果、ポイントを思いついたり、解答にたどりついた場合嬉しいし記憶に残りますし真の実力になります。もし、たどりつけなくても、解答を見たときに、新鮮な驚きが増しますし、定着につながると思います。

(演習数3は最初の授業から、1ページやるのが予習課題になっています!)

 

それでも、演習授業の予習は反転授業と比べて大変でないと思います。しかし、その分復習をしっかりして欲しいなと思います。

 

入試レベルの演習問題というのは、解答を読んで分かったつもりでも、いざ再現しようとするとできないということがよくありますので、式変形の理由、解法選択の理由、本当にその計算はできるのか、などなどを意識しながら、身につけていって欲しいなと思います。出来なかった問題は解答を読んだあと、まず一度当日か次の日くらいまでに再現をしてもらえればと思います。そのあとは、人にもよりますが、1週間後〜1ヶ月後に再度やってみてできなかった問題を長期休みのときなどにまとめて解いていくというのがよくあるやり方かなと思います。