宣伝 …

ここ数年で稲荷塾は大きく変わりました。

一つは反転授業を始めたことで、もう一つは演習のやり方を変えたことです。

どちらも授業のレベルをすさまじく上げたと思います。

さらにさかのぼって、「稲荷の独習数学」が出版されたのは2015年夏ですが、これを出すために私自身が随分勉強しました。

正直言って、それ以前はたくさん嘘を教えていました。いろんなことを間違えて理解していたので仕方がなかったのですが、そういう意味でこの本の前後で授業の質ははっきり変わりました。

もっと言えば、松谷君が生徒だったころ、つまり20年ほど前の私の授業は下手くそそのものでした。

 

授業がいいということは塾として重要だと思います。

しかし、仮に授業が今一だったとしても、優秀な子はそこからでも学ぶのです。たとえば、松谷君は私の授業が下手くそだったとは思っていないはずです。むしろ良かったと評価しているぐらいじゃないでしょうか。の、はずですが …

もちろん、講師は授業の質を高めるために努力し続けます。より正確に、より効率よく伝わるために工夫するのです。

でも、「いい授業」が塾のすべてではないということです。

まあ、心というか、情熱というか、そういうものが先行すると思うわけです。

 

年が明けたら新年度生の募集期に入るわけで、「授業がいいですよ」とか「システムがいいですよ」といったような宣伝文句を考えていて、「でもそんなことが売りじゃないなぁ …」などと感じつつ、ブログを書いたら上のようになりましたってなところでしょうか  …