同じ問題なのにできない?

松谷です。

高校数学で、解説を読んで分かったつもりなのに、いざ書いてみようとすると書けない

ということはよくあります。

そのなかで、あれっこの式変形の理由はどうなってるんだっけとか、書き方とかそういった部分を学んでいくわけです。

特に、演習クラスでは、一問一問がある程度以上の難易度ですし、解答に至るまでのプロセスも少し長いですから、最初にできないことはあるでしょう。

 

だからこそ、復習してきっちり思考の流れと答案を再現できるようになることが大事だと思います。

 

そして、解いた時に◯△×でもつけておくと、より、自分の復習どころもわかりますし、復習したあとの成長過程もわかりやすくなります。△や×がついたところは自分のオリジナルの伸ばしどころと言えるのではないかと思います。それが、◯になると嬉しいものです。

 

たまたま、演習クラスに曜日の都合でどうしても参加できないため、土曜日で見ている生徒にそんなことを言ってみました。

 

(あっ、今思いついたけれど、次の週に、前週のものからその場で1問ピックアップして再現させてみようかな。そうすれば、復習の価値がよりわかりやすいし、復習の精度の確認にもなるかな。面白そう。ちょっと試してみよ。)

 

 

さて、まあ、高校数学では、上記のようなことは起こるのは普通なのですが、中学数学でも小学算数でも生徒によっては同じようなことが起こります。(これは、最初意外でした。)

 

テストをチューターなどに教えてもらいながら復習したにもかかわらず、再テストなどで、ほんの少し数字を変えただけの問題でも間違える生徒がいますし、もっというと、まったく同じ問題でも間違える生徒も結構います。(というか再テストになる生徒の場合は大半がそうです。)

 

そういう生徒は、理解を適当なまま済ませてしまったり、自分で勝手にねじ曲がった理解をしてしまったり、という癖があるので、早いうちにその癖を修正しないと後々大変なことになってしまいます。積み重ねの教科ですからね。

 

ということで、そういうのを見つけると割と厳しめに言っています。小中学生の採点は全部僕がしているので一応見つけやすくはなってますのでね。

 

何回言っても癖が直らない場合はありますが。。。でも、ぱっと内容をとらえられる子に追いついていくには、地道な作業をするしかないですからね。でも、自分で自分の理解の癖を理解できるとそれはずーっとその人の武器になると思います。

 

小学生部、中学数学のクラスは、正直、どの子が高校数学まで続けてくれることになるのかはわかりませんが、全員に伸びてもらいたいと思って指導はしております。

 

いつ生徒に何が起こるかはわかりませんからね。

 

いったんついて行けない?&高校受験のため?に辞めたけれど、高校受験を終えて戻ってきてくれたときに、びっくりするくらいすごく伸びていたという人もいましたからね。