お休みで間違ったところをしっかり埋める

松谷です。

今日から、稲荷塾は1週間お休みですね。

低学年の皆さんは旅行などにいっていろいろするのもよいでしょうし、

受験生は勉強するのがいいでしょう。でも、たまの息抜きはしたらいいと思います。

 

受験生は、京大オープンなどの冠模試を受けたりして、そろそろ少しずつ焦って来る時期かもしれません。

自分はちゃんと届くんだろうかとか、今はいいラインにいるけどさらに盤石にするためにはどうすればいいかとか。いろいろですね。

 

現役生にとっては、特に夏の模試は、まずぶつかってみて距離感を測る機会だと思います。

まぁ、全く手応えがないというのは志望校再考した方がいいかもしれませんが、全てでうまくいくというのは極めて稀です。

もちろん、高2の終わりくらいに既にその時点で本番入試で東大京大合格レベル、もしくはそれ以上な人がいるのは知ってますが、それは特殊ケースです。僕の同級生の例でも、京大医学部に本当に余裕で合格した人でも最後まで緊張感をもって多少焦りながらずっと勉強し続けてました。

 

実際は、1つまたは複数の科目で弱点が露呈されて不安に陥るのが普通だと思います。

 

実際、僕は東大プレ?かなんかの化学が60点満点で、5点。。。でしたしね。

 

ですので、その足りない部分を埋めていこうと考えて戦略的に行動することこそが大切だと思うわけですね。

 

そのなかで、ただただいっぱいやらなきゃと思い過ぎるのはどうかとは思います。量の問題だけに問題をすり替えるのはどうかということです。

 

もちろん勉強自体はいっぱいやらなければいけません。

 

ただし、間違ったところやわからなかったところをしっかりわかって次に行くというのはかなり大切だと思います。

 

この時期くらいに出会う問題というのは、皆すべて入試レベルの難問であり、それがそのまま入試に出てもおかしくないわけです。

 

それをなんとなくで放置して次に行くという学習は、ザルで水をすくうようなもんで、極めて非効率だと思いますし、どこまで行っても、不安がいつも離れないと思います。

 

そうではなく、1問1問大切にして、あー、身につけたなという感覚を大切にしながら進んで欲しいと思うわけですね。

 

例えば、数学だって難しい問題がどんどん出てきて、なんかもうこの問題は適当でいいかなとか思ってしまうときがあるかもしれませんが、いいかどうかの判断は生徒さんには極めて難しいと思います。なので、間違ってラッキー!できない問題を見つけられたので、潰したら得点アップできる!きっと、この問題が入試に出るはず!こんなくらいのイメージで学習した方がいいのではないかと思います。

また、その過程でどうやったらこの解答が思いつくかとかがわからなかったらそれは聞いてしまえばいいと思うんですね。そこを自分だけで考えて辿り着かなければらならないわけではありません。

 

京大数学くらいだと結局もう1問できるかどうかが合否を分けるわけですからね。間違えた問題を1問1問大事にしつつ、幅を広げていって欲しいです。

 

また、英語だって、ただただいっぱい読んで多読するという学習だけではこのタイミングだとおそらく点数に直結はしません。

そうではなく、さっと読んだとしても、読み切れなかったところ、文脈上意味がわからなかったところ、構造上意味がわからなかったところを理由とともに潰しておき、もう一度読んだときに淀みなく意味が取れるようにすることが大事なのかなと思います。

一度頭をひねりながらやった解釈用の参考書を速読用に使うというのも有効でしょう。

京大英語の場合も、95点くらいから急に点が取りにくくなる印象です。おそらく僕がやっても残念ながら100から125くらいの間におさまってしまうと思います。それくらい難しいところではあるんですね。それを突破しようとする場合はやはり1つずつ重ねて行くしかないかなという気はしています。

 

ちなみに、読解素材としては、英語の場合は、一通り基礎が出揃ったら、そろそろ過去問とか模試の過去問を使い出すのは極めて真っ当だと思います。センター明けまで過去問は決してやらないとかいってとっておくことにあまり意味は感じません。(2,3年分とっておくとかはいいですけど。)

 

暑い夏ですが、残りの3週間弱充実した熱い夏休みにして欲しいと思います。

もちろん受験生以外は、充実した体験をして欲しいなと思います。