オタク

昔、Z会で同僚だった河村さんは数学オタクです。

「稲荷の独習数学」の監修もしてもらいました。

一緒に仕事をしているとき、よく河村さんが叫んだものです。

「いや~ぁ、こんな楽しいことをしてて、お金をもらってもいいんやろか?!」

その声を聞くたびに、「そんなこと思てるのはあんただけやで」と心の中でささやきました。

 

ところが、

 

昨日、数Ⅲの演習問題を準備していて、河村さんと同じ叫びをしそうになりました。それも何度も!

 

数Ⅲは、要するに微分積分は、高校数学の後に膨大な続編が大学数学として待ち構えています。

ですから、正直言って、私の守備範囲に入っている内容は「微分積分学」のごく一部に過ぎません。

それで、入試問題はと言うと、私が知らないことを題材に、高校数学でも扱える形にして出題されるので、「そういうことだったのか!」と感動するような話が目白押しになっているのです。

 

むっちゃ楽しかったですねぇ!

 

ん?

 

生徒は楽しいと思っているのかってか?

 

それは …