ぶつぶつ
ワードでは数式を自在に打つことができません。
それで Tex という組版ソフトを使うわけです。
稲荷塾のテキストおよびテキストの解答は全部 Tex で打ってあります。
これは、まず美しいです。
それに、一旦データとして残しておくと、いろんな意味で便利です。
ただ、打つのが面倒だし、そもそもコンピューターにインストールして動くようにするのが難しいです。
おそらく、コンピューターに詳しい人からすれば容易なことなんでしょうが、私なんかには恐ろしく大変です。
それでも、初期のころと比べると、奇跡的に楽になったはずです。
私は確か1996年に勉強しました。
詰まるたびに、D先生の所に徹夜で教えてもらいに行きました。
バージョンが新しくなるたびに、5cm ほどの分厚い本を買い替えて、必死で読みました。
今はその名も Easy Tex です。
しかし、決して易しくないのです。
今、娘がそれをコンピューターに入れようとして悪戦苦闘しています。
ん?
そういえば、息子も2年ぐらい前に入れてましたねぇ。
どうやって入れたのでしょうか?
多分、私があれやこれやと教えたはずですが、…。
一応娘にもアドバイスしているのですが、正直言って、私自身がそれをする自信がないです。
となると、頼るは松谷君でしょうかねぇ …。
しかし、実は松谷君もそんなに詳しくないです。今、新しいコンピューターに入れて、それがちゃんと機能しないとか言って悩んでいましたし。
むむむむ…。
新チューターの暢輝(武田君)がコンピューターに詳しいようだから、Tex を勉強してもらおうかなぁ …。
何か、生徒だったときはそんな話はしたことがありませんでしたが、今、素顔が見え始めています。
この前も中学数学のクラスの休み時間に彼が手品を披露していたらしく、プロ級だったと松谷君が言っていました。
さらに、彼は京大の理学部ですが、どうも数学科に進みそうなので、「ガロア理論を勉強して俺に教えてくれ」と頼んでおきました。
ps アイキャッチは Tex を開発したドナルド・クヌース博士です。
開発して、しかも無料でそれを公開したのです。
まあ、ノーベル賞以上の価値ある仕事だと思います。