技術が身に付いた後にすべきこと
数学の問題は
- 条件
- 結論
が与えられていて、この2つをつなぐことが要求されます。
そうすると難しい問題とはこの2つの距離が遠い問題だと言うことができます。
遠いパターンはいろいろあります。
たとえば、「条件」の設定が複雑だったり、抽象的で何を言っているのかが分かりにくい場合。
それから「結論」が曖昧で「どういうことなんだろう?」と尋ねてみないといけない問題も2つの距離が遠いと言えます。
通常はまず2つの距離が近い問題から演習をします。
世の中にも「1対1対応の演習」なんてな問題集があるぐらいです。
そうして習い覚えた知識と技術の使い方が増えれば成績が上がって行くわけですが、こういうやり方での学力の向上はあるときに頭打ちになります。
次の段階に進まないといけないのです。
しかし多くの場合、次の段階に来ていることに気付かず、それまでと同じような勉強を続けることになり、そうするとやってもやっても数学の実力が上がっているとは思われず、数学がストレスの多い科目になってしまうのです。
特に東大・京大の問題ではこの「次の段階」が問われるので、その段階における勉強法を知っておくことが必要です。
これを稲荷塾では演習2の授業で伝えますが、同時に本にもまとめようとしているのです。
今書いている本が出来上がればすぐに、その数学の本の作成に入ろうと思います。
でも、ちょっと苦戦しています。
大体の原稿は作ったのですが、少し量的に少なく、もう少し書き足さないといけないのです。
それに苦戦しています。
とりあえずプリントアウトして、今家内に読んでもらっているところです。
その意見を聞いて、どうするべきかを練り直そうと思います。
一応、4月いっぱいでこの作業を終了し、5月から数学の本に取り掛かりたいので、少し焦っているところです。
まあ、頑張ります!