普段通りの実力を出す
オリンピックを観ていて感じるのは、実力通りの結果を出すということは大変なことだということです。
そういう中、結果を出した小平選手、かっこいいですねぇ!
いっぺんにファンになりました。
受験生たちも頑張ってほしいです。
二次試験まであと5日になり、あとできることは、内外共に調整して、実力を発揮するということです。
結果を意識し過ぎて緊張すると、普段しないようなミスが出てしまいます。
いかに平常心を保つかが重要です。
試験会場ではガチガチに力が入り、目を閉じると、目の前が揺らいでいるのを感じます。
そういうときは、まず目に語り掛けます。「リラックスしろ」と。
しばらくすると揺らぎが晴れて来るのを感じます。
次は肩です。「力を抜け、力を抜け」
気持ちを落ち着かせるには呼吸がすごく大事です。
お腹で大きく呼吸しながら、吸い込んだ後、少し止めるのがコツです。これを5分も続ければ、かなり安定して来ます。
それから、字はゆっくり書きます。
1文字1文字、筆圧が最後まで一定であるようにします。
試験中は、それぐらいにしていても、かなり速く書いてしまっています。
気持ちが焦っているからです。
鉛筆を速く動かしたからといって速く解けるわけではなく、むしろミスの原因になるので、極力ゆっくり書くのがいいのです。
最後に、まわりを見て、まわりのみんなが緊張しているのを感じることも重要です。
自分だけの世界に入るのは、場合によってはいいことなのですが、まわりが見えず、視野が狭くなっているとまずいです。
自分も緊張しているけれども、みんなも緊張している、それを客観的に見て、そういうものだと受け入れることが大切で、そうすると普段通りの実力を出せる状態に近付きます。
頑張ってほしいです。