アプローチトレーニング

昨日は演習2の授業がありました。このクラスは受験生だけで構成されています。

そうすると、当然ながら真剣さがぐっと上がります。

私の方も気合が入り、とても楽しいクラスになります。

特に昨日は「アプローチトレーニング」をしました。

これは、難しい問題をどのように攻略するか、というテーマでの授業です。どんなに難しい問題でもつぼというものがあり、正しくアプローチすれば解法の糸口をつかむことができます。ですが、目の付け所が悪いと、時間だけが過ぎて行くのです。

実戦的には15分で方針が立たない問題は「解けない問題」になります。この15分で何をするかが重要です。

授業では、みんながやりそうなまずい方針の立て方を指摘しながら、問題の分析の仕方や方針の立て方を伝えました。

難しい問題といえども、知らない知識を問われているわけではありません。ポイントの絞り方が難しいのです。

実際の授業のやり方としては、まず15分考えてもらって、そこでコメントを入れます。そうすると、右往左往していた思考が一つの方向に向かって動き始めます。最終的に40分かけて1問を攻略し、計3問のトレーニングしました。

何らかの気付きを得て、鉛筆が走り出す瞬間。これは生徒にとっても私にとってもすごく嬉しい瞬間なのです。

 

それから、今期の数ⅡBのクラスは月曜日と土曜日に開講していて、今はちょうど数列のテストの時期になっていますが、別枠で数ⅡBをしている中1の2人もタイミングよく今週同じテストを受けることができるようになりました。

非常に楽しみです。

というのは、中1の2人はかなり優秀なので、場合によってはトップの成績を取るかも知れないと思うのです。

そういうことが起きれば、おもしろいですよね。

数ⅡBのクラスには中2の子から高2の子までが在籍していますが、もし中1の子に負ければ、ショックを受けますし。

さて、どうなるか?!

 

PS アイキャッチはサンデルの白熱の授業より