書店で本をあさりつつ今後の策を練る
松谷です。
先日書店にいって本をあさっていました。
目的の本は2つです。
1つめは、中学英語3カ月マスターコース用に中学英単語が確認できる本、
2つめは、小学校超低学年生徒(小3と一部小4)向けの中学数学に行く前に少し思考できる算数本、
です。
さて、まず、1つめなのですが、いろいろありました。
こんな感じですね。
まぁ、僕自身も個別指導塾の指導で受験生に単語を入れるために単語帳を使ったりもしていました。なので、単語帳の効果は知ってはいます。そして、そんなものでもない限り覚えられない生徒がゴマンといるのは知っているんですね。
ただ、中学英語で出てくる単語というのはあまりにも頻出するので、文章をゆっくり精読するなかでだったり、文法訓練で単語を入れ替えて英文を書いたりする間に自然と覚えてしまうのがまぁ普通なんですね。つまり、単語帳が必要ない可能性も結構あるんですね。高校英語と大きく違う点ですね。
ただ、ある程度短期で入れたいとなったら、なんらかの目安として、単語帳の導入も悪くはないとは思ってもいます。
それを、結局使う中で深めていくことになり、それぞれの単語の色合いというか個性がよりわかってくるというような感じですね。
大学受験のガチガチの暗記みたいにはしたくないので、単語のコアの意味がしっかりわかったり優しい雰囲気が漂っていたり、1つの単語あたりに説明が結構載っている方がいいのかなぁとも思います。そして、かなりの初心者向けということも考慮しなければなりません。
ということで、まぁ使うならこれかなぁというのは目星はつきましたが、もう少し内容を吟味してみながら、使うとしても使い方を考えようと思います。
2つめは、小学校超低学年生徒(小3と一部小4)向けの中学数学に行く前に少し思考できる算数本、
ですね。
そのまま使うじゃなくても、まずは、そのあたりの本の傾向を探るべく、いろいろ見ました。主にやはり中学受験関連書籍のなかで目的に合致しそうなやつを探すことになりました。
小3くらいから入塾する子で、算数や数学に適性がそれなりにあるのに、それでも、進みすぎることで、難しくなり、進むスピードが落ち、楽しくないと感じるようになってしまう場合があります。(そのまま進みまくって楽しみまくれる子もいます。)
もし、本人がまったく楽しくなくなった場合、不本意ながらも、どこかで、塾との関係がストップしてしまうと思います。
稲荷塾は、できるだけ高校数学の最後まで一貫して教えることで、関係性を結び、その中で価値を感じて欲しいという思いがあります。(もちろん、合う合わないはあるとは思いますが。全然学校についていけないので、なんとか。。という目的には合致していません。)
なので、その子にとっての自然なスピードを維持できるようにもう少しだけ、小学算数を長引かせた方がいいケースもあるのではという方向性で、稲荷先生と考えています。
ただ、いたずらに難しいことをやっても、それは、中学受験塾でない我々がやっても意味がないことです。
どっちかというと、もう少しだけ思考の道具と経験を増やしてあげるような方向性で、あと1学年分くらいのプリントがあってもいいのではないかと考えています。つまり、たぶん人によって、2カ月から半年くらいかかるような分量でしょうか。
稲荷塾は中学受験塾ではないのははっきりさせておきますが、そこまで終わったら、もし、何も対策せず、中学受験の模試を受けても自然に偏差値50ちょいくらいはとれるかなというレベルにもなるのではと思います(実際には測定してませんが。もっと行っちゃう人もいるでしょうし。)。中学受験の偏差値50は高校受験の60くらいのレベル感ですね。それより難しい中学受験の問題をいっぱい解いても結局あんまり高校数学とは関係しませんので、そのあたりで小学算数はストップしたらよいかなと考えています。
そうして文章題などを解く間に、思考力や読解力ももう少しついて、その間に生徒ももう少し成熟し、よりスムーズに中学数学に移行できるのではと考えています。
生徒や保護者さまにとってのベストな選択となるよう、稲荷塾も変化した方がいいところは変化していきたいと思います。