真剣な学び
この頃は数ⅠAクラスと数ⅡBクラスでレベルを上げるための取り組みをしているという話題が多いですが、昨日もそのことをずっと考えていました。
昨日は数ⅡBクラス(数ⅡBクラスは月曜日と土曜日に2つあります)で数列の漸化式をやりました。
分かってしまえばなんでもない内容ですが、初めて学ぶときは難しいと感じる子が多いのです。
なぜそうするのかということに始まり、大体の理論が分かったとしても、わずかの設定の違いによりいろんなバリエーションがあるわけです。
それを飲み込むのに苦戦している塾生を見ながら、そうして頭をひねったことが必ず役に立つ時が来るので頑張ってほしいと思いました。
実際、数学自体をその後の人生で使うことは非常に少ないです。
しかし、
一見無関係に思える2つの式に共通する条件を発見し一般化して理解することや、逆に極めて似ていると思われる2つの式にわずかな相違を見出して個別に処理すること、こういうことってその人の思考を深め問題解決能力を高めるのに不可欠です。
そうして真剣に考えることが多ければ、だんだんと引き締まった表情になって行きます。
ここで逃げてしまう子の表情はどことなく隙だらけで、頼りないです。
ですから、
人生と数学は関係があるのです。
そんなことを考えながら2時間の授業をしました。
真剣な学びの場を作りたいですね!
その上で楽しい雰囲気になればいいと考えています。