素地を作る part 2

稲荷塾の小学生部では約2ヵ月で1学年分が進みます。

すると、早晩算数すべてが終わることになりますが、そこで中学数学に進むべきかどうかは難しいところで、苦戦組はもっとのんびり進みながら、算数が生活的体験と結びつくことが大事だと書きました。

そうでなければ中学数学に進めばいいと思いますが、四谷大塚の教材を使って中学受験の勉強をするのもおもしろいと感じています。

ちょうど洛南小学校の場合は、中学から入って来る子と同じテストを受けるということもあり、中学数学の勉強をしながら学校では算数を掘り下げています。そして、みんなうまくこなしており、中には外部から入って来る子には負けたくないということで、相当頑張っている子もいます。

算数は、特殊算を使って受験技術に走るようになると本質を外しているのではないかと疑問に感じますが、本来、思考のトレーニングにはとてもよい材料です。ある意味、代数を使って機械的に解くより、ずっと面白いと言うこともできます。

ですから「算数を掘り下げる」のは大賛成です。

稲荷塾は、特に反転授業を始めたこともあり、焦って早く進めないといけないということがなくなりました。早く進めておくことより、伸びる素地を作ることの方が重要です。

 

その一つの方法が算数です。

 

もちろん、知的好奇心にかられてどんどん進むのもすごくいいです。

今の中1には既に数ⅠAを終わって数ⅡBに取り組んでいる塾生が2人いますが、彼らがどうなって行くのかとても楽しみです。