頑張ってるけど覚えてこないを解決せよ!
松谷です。
数2Bの授業を担当していて、正直、みんな頑張りだしているなと感じます。
しかし、頑張った結果が小テストに反映される人が3分の2くらいで、そうではない人が3分1くらいいると感じます。
結果が反映され出している人はそういうちょっとした、達成感や嬉しさをバネにさらに頑張って好循環に入っていって欲しいなと思います。
もうすぐクラス替えテストもありますから、ぜひとも頑張って結果を出して欲しいと思います。1回目ボロボロだったけど、食らいついてだいぶ上がっている塾生も散見されますので、期待したいです。
しかし、頑張っているのに、結果が出ていない人については、報われる方向に行けるように支援してあげなければというようにも感じます。(2回目に勝手によくなるだろうと考えるのは甘い気がしています。)
確かに、
努力は必ず報われる、報われていないのならば、まだ、それは努力とは言えない。
みたいな言葉があって、あー、いい響きだなと思います。
事実、東大、京大、医学部とかを志望していて、高校2年生以上で、その志望者のなかでの戦いをしている場合だと、そんな感じだと思います。
つまり、努力するのが当たり前であり、結果が出ていない場合は、相対的に努力が足りていない場合がほとんどなのです。
ただ、まだ中学生とか高1くらいで、少しずつ上昇していきたいとか、まずはきっかけをつかみたい、みたいな人には、上のような理論は重荷かもしれません。
ただ、加法定理とか対数法則みたいなたった2つとか4つのことを覚えてきて!って言って覚えてこれないというのはどうしてなのだろう。と考えてしまいます。
ふざけてるのか?
いや、真面目に頑張ろうとし出している気もします。
能力的に限界なのか?
いやいや高校数学の基礎
内容は誰にでも身につけられる前提で教育課程に入っているはずです。
前の単元のところが抜けすぎているのか??
確かに数1Aがひどい惨状なのに、生徒側の希望で数2Bに上げたケースもあります。
そういう場合、もしかして、公式類が、暗号に見えるのか?
即ち、log a b+ log a c =log a bc
みたいな式も、意味が分からなければ、覚えなければならないアルファベットの数が倍増するので、苦しいのかもしれません。
うーん、でも、やっぱり
読んだり、写しながら解いたりしたことで、安心してしまい、覚える努力をしていないだけな気もします。
読んでなんとなくわかっても、はっきりいって普通の人はかけません。
苦手な場合ならなおさらかけません。
なので、実際に覚えられているのかを、書いて確かめたり、何も見ないで問題に適用できるかを確かめたりする必要があるのです。(隠して言ってみるでもかなり効果はありますが、数学は英単語などと違って書いてアウトプットした方がいい気がします。)
つまり、自分テストを実施するということです。
人間の記憶は、反復によって刷り込まれます。
その反復というのは、思い出す回数のことです。
覚えようとする回数ではありません。
なんだっけなと思い出す回数が大事なのです。
そして、思い出そうとして思い出せなかったり、間違ったりしたときには、その印象によって、記憶がさらに強化されます。
思い出す回数は、自分テストによって見事に稼ぐことができます。
覚えられないと嘆く人は、自分テストを実施してから授業に臨んではどうでしょうか?
一応適当に検索した公式の覚え方動画を貼っておきます。ただ、これは本当に最初の最初の段階で、これだけでは決して高いレベルには達しません。証明ができることもものすごく重要だからです。ただ、公式そのものも覚えられないのに、証明はきついかなと思いますのでね。