息子よ!
どれだけ恥ずかしい思いをしたか!
家内が息子をからかっています。
息子が小学生のとき、家内が授業参観に行ったら「いなりボックス」というのが教室に設置されていて、「稲荷君は整理ができないから、作ったんですよ。彼が石ころや葉っぱを集めてくるたびにこの箱に入れているんですよ」と説明されたそうです。
さらに息子が中学生の時は、机の下の物を入れておくところがプリント類でぱんぱんで、「これを全部持って帰ってください!」と言われたそうです。
まあ、整理整頓ができないというところは未だ改善されていません。というか永遠に …
しかし今は一応大学生をしてますし、傍からぱっと見ただけだと普通の子のように見えます。
そのほどに人は成長するんですねぇ!
しかし、しかし、
これは初めて作った彼のパスポート写真で、ブラジルに連れて行くために作りました。まだ1才になる前のものですが、我々から見た彼のイメージはいくら体が大きくなってもこのときのままです。
要するに、「頼りなく、不足だらけだけどかわいくてたまらない …」といったところでしょうか。
子どもによって人生が豊かになりました。
一生懸命育てて来たつもりでしたが、気付いてみたら育てられていたのは自分自身でした。
家内が息子をからかっているのを聞きながら、爆笑し、ふと、さまざまなことを振り返り、幸せな瞬間を味わいました。
PS アイキャッチはブラジルで釣ったピラニアを家内がさばいているところです。