文武両道は二流?①

松谷です。

う~む。気になる記事がありました。

文武両道は二流?かき氷はだめ?

文武両道は二流?②

 

  • (野球と勉学の両立は無理か?と聞かれて) 無理です。『一流』というのは『一つの流れ』。例えば野球ひとつに集中してやるということ。文武両道って響きはいいですけど、絶対逃げてますからね。東大を目指す子が2時間の勉強で受かるのか。10時間勉強しても足りないのに。
  • (文武両道は二流?と聞かれて)そういうことです。勉強しているときは『いや、僕野球やってますから』となるし、野球やっていたら『勉強が……』となる。
  • 選手が自主的にやるのを待っていたら3年間が終わってしまう。自主性尊重は指導者の逃げ
  • 毎年脱走する選手がいる。今年は主将が逃げた
  • 携帯電話は入学時に解約
  • 対戦相手の三本松がかき氷を食べてたがうちでは許さない

こんなことを甲子園初出場した下関国際の監督が言っていまして、

それに対して、

こんな批判の声

  • 元阪神のマートン「日本人は、野球の練習を8時間する。半面、人生において大切な教育がおろそかになってしまいませんか。 スポーツだけを続け20代後半から30代でやめたら、どうやって生きていくのでしょうか。」
  • 前近代的過ぎるので野村克也の著書を百万回読み返して出直していただきたい。野球人の人生は野球を引退してからも続く。
  • 非常に残念。学生スポーツの魅力を全く無視した発言ですね。

こんな擁護の声

  • 下関国際の監督叩かれてるけど、不良弱小校を甲子園まで連れてきたって十分凄い事。この学校で進学校と同じ練習してたって甲子園行けてないでしょ。監督くらいの強気じゃないと、不良校を変えれないよ。
  • かつての荒れ具合は野球部だけじゃなく 学校すべてがホントハンパなかったですよ。 それを今回甲子園への出場まで導いた人。 その指導を妥協してたら まとまるものもまとまるはずもない。 指導者の努力はすごいと思いますが。
  • 言い方は悪いが偏差値は高くなく、問題児が集まるいわゆるDQN校。この高校を甲子園に導くなら強制は必要になるだろうし、文武両道は難しいのでは?
  • 無法地帯だった野球部を強くするには強制性は必要だと思う。勘違いしてはいけないのは、あくまでも強制性であって体罰ではない。退部出来る環境もある。 自主性は最低限の秩序があってこそ成り立つもの。秩序がない自主性は暴走や迷走だと思う。 いまの下関国際は過渡期でしょう。

まぁこんな感じの議論が行われていたわけです。

まぁ、別に僕自身はこの人に肯定も否定もないですし、あーそんな考え方をしないといけない状況だったのかなと思っただけです。

しかし、文武両道は二流なのかというのは、教育に携わるものとして考えておかないといけないテーマな気はします。

 

 

さて、文武両道が二流かどうかを考える前に、そもそも、文武両道をどうとらえるかですが。

おそらく、この甲子園監督は、1流を成す文武の割合は、10対0の世界をイメージしていらっしゃると思います。そして、文武両道というのを5対5の世界でイメージしていらっしゃると思います。

僕個人としては、どれくらいの割合をどちらに投資してもそれは文武両道なんだと思います。

つまり、

8割:文(勉強)、2割:武(部活など)

でも、

2割:文(勉強)、8割:武(部活など)

でも、両方とも状況によって文武両道なんだと思います。

で、どちらにどれくらい投資するかは自分のプライオリティと目標設定と自分の現状の能力にかかわってきます。

ちなみに、僕自身は、3割文(勉強)、7割武(趣味、部活など)といった割合でした。

具体的に、考えてみると、、、

to be continued(長くなりそうなのでね。。。)