生徒募集(補足)
昨日、「演習クラスに入るための基礎が不足しているかも知れないと思われる場合は相談してください」と書きました。
演習クラスに入るための基礎というのは基本的に数ⅡBの技術です。
一通り数ⅡBが終わっているのであれば、大体1月ぐらいでこの技術をインストールすることができます。まあ、少しは気合が要りますが …。
稲荷塾では、こういった特別な要望がある場合、土曜日の演習の時間を利用することにしています。
土曜日の演習の時間(3時から9時まで)というのは多目的クラスです。授業を休んだ場合の振り替え授業をすることもありますし、単に質問ができる環境で自習したいという塾生もいます。さらには、反転授業のための予習をチューターに助けてもらいながらこなしている塾生もいます。
この中で、オーダーメイドのメニューを組むこともあるということです。
かつて、チューターの林君も高3の1年間はここを利用して勉強しました。彼の場合、高2が終わった段階で東大の問題で7割以上の得点ができるようになっており、演習2のレベルを越えてしまっていたので、個人的に対応することになったのです。というか、実際問題、彼の場合、塾に来る必要はまるでないという状態になっていました。ですから、やめるのかなと思っていたのですが、そういう気配がないので、ついついお楽しみで数学を勉強したわけです。
似たような子は他にもいます。
「灘でなかなか平均点がとれないので何とかしたい」ということで中3のときに入塾して来て、1年ほどでその目標に到達しました。文系でしたが数Ⅲもやり、気付いたら数学が得点源になっていました。そして高2が終わったときに実際の東大の問題を解いてみて80点中70点を取って、もう数学の勉強は必要がないという状況になりました。結局彼の場合、そこで塾をやめました。そして1年後、当然のごとく東大文1に受かりました。
こういったオーダーメイドの授業をする場合、塾側にも対応できる限度があるので、誰でも彼でもとはなりませんが、本人に明確な目的意識とやる気があれば、できる限り対応したいと考えています。