新センター試験のマーク式モデル問題例?

松谷です。

三年後から導入される新センター試験は、全て記述式になるんだ!みたいな錯覚を、覚えている人もいらっしゃいますが、そうではありません。

まずは、記述式問題とマーク式問題が、混在している状態での試験となります。(少なくともその予定です。)

たとえば、数学に関してであれば、まず、数1の一部についてだけ、記述式が導入されるというようになっています。そして、数1の残りや数A、数2Bについては、マーク式問題のままだということです。

ただ、マーク式問題とはいえ、以前と同じでは意味がないとは考えているようで、今回モデル問題例が発表されました。

記述式の問題例は先日少しブログに大学入試共通テスト改革という記事をかきましたが、マーク式の問題例も2週間ほど前に発表されたので、コメントしようと思いつつ、今になってしまいました。

マーク式モデル問題例

上がリンクです。数学は、国語のあとの最後の方に問題が掲載されています。36ページ以降。

まぁ、解いてみて、ざっと感じたのは、

 

  1. 今のセンター試験を得点するのに必要な基礎学力があれば、時間があれば解ける問題ではあると思います。すなわち、相変わらず基礎学力は求められます。また、稲荷塾の演習授業で国立二次で出題されるような問題を通して身につけていくような考える力があれば、より有利です。また、形式に慣れないと時間はきつそうです。
  2. 選択肢が多かったり、正解個数がわからないまま全て選べっていう問題が出題されていたりで、差がつくようになってます。ただし、これは、よくない出題かも?ということで、個数を明記する方向で是正される可能性あり。
  3. 新課程のデータの分析の分野、センターの人好きそうですねぇ。(個人的には、1日もしくは、得意な人なら1人でも4時間くらいで、学習が終わる分野なので、どうなんだろうとは思いますが。)
  4. ひたすら、問題文を読むのが面倒くさい。特に、小問ごとに、問題文が再掲載してあるのですが、最初の空欄は空欄のまま再掲載してあるので、何が入ったっけなと確認するのが異常に面倒くさい。
  5. 変な他人の思考にのっかるのが、面倒くさい。ただし、これは他人のいろいろな考え、解き方?を理解するという今後の学習課程の目指す方向。
  6. 証明に下線がひいてあって、どの箇所が間違っているかを記号で選ぶ問題どうにかならんかな。。ただ、ただ、検証が面倒くさい。
  7. 図形の問題の題材が、稲荷塾の中学数学のオリジナルテキストの題材とほぼ一緒でした。

 

まぁ、ざっと、こんな感じでした。

正直、解いててつまらないなぁという感想でした。。

 

いるのかな、この問題。。二次試験に任せたらいいのに。。