保護者説明会
保護者説明会をしました。
午前中に数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲの各クラス、午後に小学生部の説明をしました。
(演習クラス、中学数学のクラスについては12月に行いますので、今回はありませんでした)
午前中の部では、授業での取り組みの説明と、9月からの下半期に次のクラスに進めるか同じクラスの再受講になるかの展望について述べた後、質疑応答をしました。
今回はその中で考えさせられる部分があったので、そのことについて書こうと思います。
反転授業では、「稲荷の独習数学」で新しい分野を学び、テキストの問題を2ページ解いてくることが予習として必要になり、授業ではポイント講義をしてそれを整理し直し、小テストで確認し、小テストで間違ったところを直してから補充プリントで演習するという形式で進めています。
これは非常に効率の良い授業方法で、従来の2倍の進度で進むことができるようになりました。
「講師が板書する、生徒がそれをノートに写す」の時間を省略できるからです。
ただ、ポイント講義の時間をどの程度とるか、小テストのレベル、量をどの程度にすべきかといった点を微調整する必要があり、少しずつ改善して来ました。
ところで、この授業をより効果的に行うために、どの程度予習をしてくるのかということが非常に重要な要素になって来ます。
予習がしっかりしていれば、ポイント講義の時間は短くなり、小テストの直しもすぐに済み、演習の時間を十分に取ることができます。
逆に予習が甘いと、小テストの直しだけで授業時間が終わってしまって、演習の時間を取ることができません。
ですから、「予習をしっかりして来てほしい」ということが塾側からの要請になるのですが、実際上、「稲荷の独習数学」を自力で読み進め、テキストの問題を独力で解いてくるにはかなりのエネルギーが必要になります。
そこで塾では土曜日の3時から9時まで、2階の自習室に松谷君とチューター2人が待機していて、質問受けをし、予習の手助けをするようにしています。
その他にも質問できる時間帯はいくつかあり(後日まとめて報告します)、それをできる限り利用してほしいと伝えました。
さて、上に「考えさせられることがあった」と書きましたが、この予習に関して、「苦戦している。まず、言葉が分からないことが多い。何とかならないのか」という質問を受けました。
えっ? と思いました。「稲荷の独習数学」はかなり分かりやすく書いたつもりでした。
しかし、中2生からすると「f(x) って何?」なんてなことがしょっちゅう起こり、学研の「やさしい高校数学」やベネッセのホームページ、それに中学数学の参考書を併用している、という声も出て、この「言葉が分からない」が意外に深刻であることが分かりました。
まず、どんな言葉が分からないのかをヒアリングして、早急に対応しようと思います。