2017年の構想
来年2017年は稲荷塾にとって大きな変化の年になります。
まず松谷君が来ます。
今、いっぱいいっぱいで回しているのが、彼が来れば余裕が生まれます。
そうなれば、3冊の本を書こうと思います。
まず「独習中学数学」です。
中学数学を体系化したいです。余分を剥ぎ取り、一直線に高校数学につながるように学べる本を作りたいと思います。
その次には、演習2レベルの参考書を書きたいと考えています。
受験における技術が身に付いた段階から、東大、京大の問題が解けるようになるまでには大きな飛びがあります。具体的には、河合の全統記述模試で8割以上の得点ができる子でも、それなりのトレーニングを積んでいなければ、東大の問題では2割程度も取れないのです。
多くの諸君は何が違うのかに気付いていません。私もそうでした。とにかく難しい、だから気の遠くなるほどの演習をこなさなければならない、と感じていたのです。実際、私は通常の受験生の10倍は勉強したと思います。
そして知りました。これも技術だったのです。
今、この技術は稲荷塾の演習2の授業で伝えています。しかしこれを本にまとめたいと思うのです。
そして3冊目は、子育ての本を書きたいと考えています。
えっ、数学の本じゃないの? と、意外に思われるかも知れませんが、私の中では最も重要な仕事と位置付けています。
人が立派になり、世の中に貢献できる人になるためには、頭がいいこととか、目標を高く持つとか、いろんな要素があるかも知れません。しかし、すべての基本は家庭ではないでしょうか?
親子の関係、その背後に夫婦の関係があり、これがうまく行って、子供が育つのです。
私もいっぱい失敗して来ました。だからこそ分かったことを伝えたいと思います。それに仕事柄、多くの生徒と関わって来ました。彼らを通して見え隠れする彼らの家庭とその影響、そしてそれを自分の体験と照らし合わせて考えるとき、疑いようのない事実があるのです。
これは単なるノウハウ本ではありません。ノウハウが出て来る前の考え方に関する本です。
それからそれから、本と同時進行しないといけないのは、A会話(稲荷塾英語クラス)です。
英語教育、これにも情熱を感じますねぇ!
松谷君が TOEIC 満点で、いつかはその実力が活かせるようにしないといけないと感じていましたが、いきなりその場面が訪れました。
まあ、彼も仕事に慣れないといけないし、じっくり構想を練りながら進んで行こうと考えていたのですが、Carmelia が帰って来ることになり、新A会話をどうするべきかと考える中で、松谷君が関われる方法がありそうだと感じるのです。
2017年3月9日(木)の開講まで、まだ時間があるので少しずつ詰めて行きたいと考えています。
最後に、通信教育、あるいはネットを利用したサービスも考えないといけないと感じています。
一つは「稲荷の独習数学」で、独習と言っていますが、これを独力で突破するのはやっぱり相当のエネルギーが必要です。
読んで分かることと、実際にできることとのギャップが激しいからです。
塾生を見ていると、この違いを知らないというか、知っていてもその認識が甘い子が多いのです。
ですから、読んで分かったことを、自分でできるレベルに引き上げるための過程をシステム化してそれを提供できるようにしたいのです。
ついつい稲荷塾の運営で手一杯になってしまいがちですが、世の中に貢献するということをミッションに掲げている以上、頑張らないといけないと考えています。
以上、本を書くこと、英語教育について、通信講座の検討の3つを書きましたが、2017年はどんどんと動いて行こうと思います。
ちょうど、2016年12月23日(金、祝)10:30~12:00には「2017年に向けての説明会」を開催します。場所は稲荷塾3階教室です。
新規入塾を検討しておられる方(新中1以上)を対象に稲荷塾の考え方や方法をお伝えしようと思います。
個人情報もいただきませんから、お気軽に参加してください。