「学力」の経済学
昨日は本を2冊読みました。
1冊目は今一でしたが、もう1冊は最近にないヒットでした。
「学力」の経済学。
いや~ぁ、
すごくいい本です。
さまざまと私が感じていたことを、科学的根拠を示しつつ論じているので、説得力があります。
たとえば、35人学級がいいか、40人学級がいいか、なんてな議論が最近新聞に載っていました。そんなものはどうでもよくて、本質はもっと別のところにあるだろうと感じていたのですが、これに対する説明も極めてすっきりしていました。
文科省が実施する何とかテストもまるで意味がないと感じていましたし、それの秋田県の成績がいいとか言って、どんな教育をしているのかと注目するのにも疑問を感じていましたが、これにも明確な説明がなされていました。さらに、その実施の仕方や結果の使い方にも鋭い批判がなされていて、全くその通りだと思いました。
こういう大きい話もそうですが、褒めて育てるべきかどうかといったような具体的な子育てで参考になる身近な話題も多く含まれていて、お勧めの一冊です。
私ももう一度じっくり読み直してみようと考えています。