独習中学数学、幾何の原稿チェック終了
遂に「独習中学数学」の幾何の部分の原稿チェックを終えました。
正直言ってかなり大変でしたが、やっと終わって嬉しいです。
ここの段階で314ページで、あと関数と確率等を加えて390ページ程度の原稿なので、中学数学は「代数」と「幾何」が中心なのだと改めて感じます。
高校数学に入ってから伸びるか伸びないかは
- 代数の基礎ができているかどうか
- 幾何で思考のトレーニングがなされているかどうか
によります。
代数の基礎とは、文字式の計算が正確で速いことを土台に方程式などがすぐに立てられることを意味します。
また、幾何での思考のトレーニングとは、数学の問題では
- 条件
- 結論
が与えられていて、この2つをつなぐことが要求されますが、1. 条件をかみ砕かないと前に進めない場合や、2. 結論を明確にし直さないとどこに向かえばいいのかという方針すら立てられない場合が出て来るわけで、こういった思考法を鍛えるには幾何に取り組むのが最適だというわけです。
ということで、中学数学でこれらの土台をしっかりと作ることが大切です。そうすれば高校数学に入ってから伸びると思います。
私自身が中学生だったころ、幾何の問題を解くのが楽しくて、パズル感覚でたくさんの問題を解きました。問題集を一冊やってしまうと、もっと難しい問題はないのかと、本屋さんに探しに行ったのを思い出します。
原稿の残りの部分のチェックは今からですが、ページ数も幾何ほど多くないし、何と言っても幾何ほどチェックが大変ではないと思うので、もうそれほど時間はかからないだろうと考えています。
ということで、おそらく来春までには完成原稿ができるのではないか、などと期待しています。
頑張ります。