これは典型問題やで!

松谷です。

「これは典型問題やで!」

う~んこのセリフってたまに僕は出てしまうんですけれど、いたしかたない面と、あんまりよくない面の両面がありますね。

典型問題やで!

ということをいうときの僕の気持ちは、出来てほしい、出来ないとこっちが焦るっていうのがあって、それもあって頼むよ出来てくれな!出来なかったとしたら復習完璧にしてな!っていう感じを生徒に押し付けようとしているとも言えると思います。でもある程度健全な危機感を抱いてもらうというのも受験という性質を考えると必要だともいえるかもしれません。

あんまり良くない面の方は僕のスタンスにも関わるところですかね。これは知っておかなあかんことやでとかこれは典型問題やでっていうセリフを後付けで聞くことが学生時代も、教材作っているときもよくあったんですが、実際そんなんほとんど聞いたことなかったでというのは良くあったわけですね。多少いらっとするみたいな。

実際、東大京大レベルを目指す子がこの秋くらいに知らないタイプの問題は典型問題とはいっても、ど典型問題よりはもう少し高度な典型問題くらいなわけですね。であればもう少し前向きに、あっ新しいことを知れた!というスタンスで知識を吸収してもらった方がいい面もあるわけですね。あんまり変な脅しをかけるみたいなんじゃなくてね。

典型問題かどうかって人によって見え方違いますからね。生徒からしたら、「おっさん入試問題ばっか見とるやんけ!しかも数学だけやんけ!俺ら全科目やってんねんぞ!」って感じでしょうからね。「そら典型問題に見えるにきまっとるわ。まったくおっさんは。」みたいな。ははは。

 

まあ、前向きに取り組んでもらえるようにやっていこう。高3生は僕の高校生時代にくらべてはるかに実直に取り組んでいるんでね。