ドクターのチューター

稲荷塾のチューターは1人府立医大生がいて、そのほかは京大生です。大概は1回生か2回生ですが、1人ドクターの子もいます。

ドクターの子は優秀で、4回生のころから研究室に呼んでもらえるぐらいで、今は返さなくてよい奨学金をもらって頑張っています。ドクターに進んでもマスターの頃と特にやることが変わったわけではなく、学会への参加が増えたぐらいだと言っていました。

普段、彼が来る金曜日には演習数ⅢCと演習2の授業があり、あまり話すことができなかったのですが、今日は興心に3階の授業を任せたので、久し振りに少し話せました。

アメリカの大学にマスターから行く場合、研究員として扱われるので給料が出ます。学費を払って行く日本の大学とは大違い。そういうことで、日本でドクターに残るのは、最終的に大学に残るという覚悟がないとなかなか難しい選択になっているのですが、優秀だと認定された場合は「そんなに悪くない」らしいです。

3年の後にはどこかの大学で研究員になる予定で、OIST:沖縄科学技術大学院大学もそのうちの候補になっているようです。ここは最近すごく注目されているところで、集まっている研究者のレベルは東大よりずっと上です。

活躍してほしいです。

彼に習っている中学生も何らかの刺激をもらえればいいのではないかと思います。