京大・東大受験の出発点
友人の息子君が高2生で受験勉強を始めたということで、アドバイスを求められました。
でも、どこを受けるのか、どのようなレベルにいるのかが分からなければ適切なことを言うことができません。
とは言え、そういうことは聞きにくいですよね。
それで、誰にでも当てはまりそうなことを言っておくことにしました。
数学は考えるという側面もあるけれども、まず、その材料としての知識と技術がなければ何も始まりません。
ですから、高2の間に必要な知識を完成しておくことが重要で、その上に立って入試問題での演習をすれば徐々に力がついて行きます。
だからこの本を読むべし!
まあ、こんなことを話しました。
稲荷塾ではさらにそのエッセンスとして、演習1クラスで「ポイント講義」をしています。
基礎の基礎はできているという前提で、入試問題を解くためのその次の基礎について説明しています。
これを全部覚え切ること!
そうすれば、ほとんどの標準問題がすらすらと解けるようになります。
京大・東大受験の場合は、それができるようになることが出発点になります。
高3になってからは理科に十分な時間を注ぎたいので、数学の知識的なことは高2のうちに済ませてしまうことが重要です。
高3になって、数ⅢCが終わっていないという状況は非常にまずいのです。
かなり時間を取られますから。
現高2生で入塾を考えている方は早めに相談してください。
高3になるまでにすべきことがいっぱいあるので。