コロンブスの卵
宮嶋さんと勝負して来ました。
6-1 6-3
先週の金曜日に興心と練習したときに掴むものがあり、1日で上達したなどと書いていましたが、それは錯覚ではありませんでした。
もちろん、ほとんどの技術の向上は目に見えないほどの上達の蓄積として改善されていくものです。
しかし、コロンブスの卵というか、全く別の観点を取り入れることで、それまで苦労していたことが一気に解決するということもあるのです。
テニスの戦略の基本は相手のバックを攻めることにあります。
ですから、私のような守り主体のプレーヤーの場合、圧倒的にバックで打つことの方が多いのです。
当然、リターンのときもストローク中もバックのグリップで待つことになります。
ここに悩みがあり、いざフォアで打つことになったとき、グリップチェンジが間に合わないことがあるのです。
ところが、興心はフォアのグリップで待っていると言うのです。
まあ、彼は攻め主体のテニスなので、そういうこともあるのかと思いましたが、どうも攻め主体か守り主体かということではなく、グリップチェンジのしやすさが違うらしいのです。
フォアのグリップは広いというか、バックのグリップ(コンチネンタル)からフォアへチェンジしたとき微妙にずれやすいのに対して、フォアからバックへ変えるときはラケットの形による性質上(グリップの薄い方が親指の付け根に当たるから)ずれにくいというのが彼の主張でした。しかも、バックだったら必ず左手が主導してグリップチェンジするので、無意識でできてしまうわけです。
まじっ?!
と思うような発言でしたが、やってみるとしっくりきます。
それで、1日で上手くなったなどと書いていたわけです。
それを今日、実戦の中で試してみて、使えることを確認しました。
ひょっとしたら、これは行けるかも?!