芸の道は厳しい
ピアノって、同じ曲ばかり練習していると飽きてきますよね。
それで、次の曲にいって、そこそこ弾けるようになったらまたその次に進み、という具合にして3曲目の練習をしているのですが、レッスンでは1曲目の合格がもらえません。そればかりか、ハノンレベルでいっぱいダメなところの指摘を受けます。
う~む、何か生徒の気持ちが分かるような …
稲荷塾では半年で数ⅠAを学ぶことができますが、半年で合格点を取るのは結構難しいです。
3回の単元テストの平均点が50点以上というのがその合格基準ですが、これは河合塾の全統高1模試で偏差値70ぐらいと大体同じレベルです。
ですから、中学生が半年でそのレベルに到達するのはかなり稀なことです。
高校生の場合は、半年でこの基準をクリアしていかないと、その後の演習期間の確保に問題が生じるので、何としても突破していかないといけないという事情があるのですが …
それで、半年学んだ後、合格できなかった場合は、もう一度数ⅠAを学び直すことになります。
このとき、1回目にテキストの問題が解けなくて解答を見て納得していたようなところを自力で解けるようにと努力すれば、ほぼ間違いなく2回目は合格点を取るようになります。
つまり、中2終了時で全統高1模試偏差値70レベルに至るのです。
すごいでしょ。
ところが、この努力ができない生徒もいます。
大体分かっているからと言って、テキストをさっと見ただけで予習を終了してしまうのです。
この場合、2回やっても合格基準に達することができない可能性が高いです。
まあ、芸の道は厳しいということで …