いつから受験勉強を始めるべきか?
受験勉強はいつから始めるのがいいでしょうか?
一般的に言って、高2の秋です。
高3になってからはみんな頑張るので、もしその時点で出遅れている場合、なかなか挽回するのが難しいです。
逆にスタートダッシュが早すぎると、集中のレベルを維持するのが難しく、どんどんと追い付かれ、追い越されていくことに耐えられなくなります。
ところで、受験勉強とそれまでの勉強は何が違うのでしょうか?
集中力と意識です。
それまでの勉強では、新しく学んだことをすぐにこぼしてしまいます。たとえば、演習1のクラスは高2のメンバーが中心で、それに高3生が一部混じっていますが、ここでは、先週のポイント講義で習ったことが次の週には使うことができない技術のリストの中に入っています。
ですから、解答を目で追って理解したような理解は理解とは呼ばない、必ず鉛筆を持って今学んだことを再現してみるように、などと言い続けています。
一応、この前やったじゃないか!などと言って切れるふりをしますが、実はそれが普通です。
むしろ、学んだことをどんどんと身につけていくような子がいると、すごく目立ちます。特別に頭がいいか、効果的な勉強法を見つけ、それを実行しているまれな存在です。
じゃあ、ぼろぼろとこぼしていく生徒は永遠に浮上しないのでしょうか?
そんなことはありません。
彼らが受験勉強を始めるとき、これは、本気になったときと言い換えることができますが、集中力と意識が変わります。すると、それまで勉強しても勉強してもしばらく時間が経つと忘れてしまっていたようなことが定着し始め、つながりを持ち始めるのです。
そして自分が成長していることを実感すると、アドレナリンが噴出して、ますます集中力が高まります。
では、高2の秋まではいい加減にしておけばいいのでしょうか?
まあ、そうですが、いい加減にも程度があります。
あまりにいい加減すぎると、高2の秋を迎えて、いよいよ真剣に取り組もうとしたとき、どこから手を付けていいかが分からず、右往左往する時間が長くなってしまいます。
結局、できるだけ早い段階で稲荷塾に来ようね、というお話でした。