最近の子は夏休みの宿題を早く終わらせる?

松谷です。

稲荷塾の生徒にちょこちょこ話を聞いたところ、夏休みの宿題は7月中とか8月前半くらいに終わらせている子がとても多いと感じます。

昔は夏休みの宿題をギリギリに終わらせる子が結構いた気がするのに、今の世の中は変わったんでしょうか??

 

なんて結論づけることはできませんね。

 

あまりにも標本にバイアスがかかってるからですね。

もし、以前より夏休みの宿題を早く終わらせる生徒が多いということを示したければ、標本にバイアスがかかってはいけないからですね。

無作為抽出した標本つまり無作為標本を作ってそのなかで調べなければならないわけですね。

しかも標本数もある程度大きい大標本(100以上くらい)を用意しないと、なかなか判断しがたいわけですね。

そういう意味では、稲荷塾の生徒というものすごく偏った生徒群から5人くらいの聞き取りで知った情報というのは平均的な移ろいとはあまりにも縁遠いと言えるわけです。

 

しかしながら、そういう少ないデータが意味がないわけではありません。

企業などで勤めていても、少ない数の人のヒヤリングをすることはあります。

そのときの目的は、基本的に定性的な情報を得ることです。個別の詳しい情報をえることもできるでしょう。

そのなかからアイデアを得たり、仮説を立てたりすることはできます。

それをwebアンケートなどの大標本をなどで検証するという流れはよくある流れじゃないでしょうかね。

 

統計の話ですね。去年と今年で平均が変わったか?みたいなのを調べるのに活躍したりします。

標本数をできるだけ多くすると、標本平均が母平均を平均とした、正規分布に従うことが知られているからそんなことができるんですね。(中心極限定理)