稲荷塾に入ったら先生が稲荷じゃなかった?!

松谷です。

稲荷塾に入ったら先生が稲荷じゃなかった?!

まさか、そんなこと。。。

 

昨年僕は、演習2と演習数3という稲荷塾での受験生の1番上のクラスを担当させてもらいました。しかも、それだけでなく演習1の高3生も担当させてもらいました。

 

つまり、受験生全員を担当させてもらったんですね。

 

これは僕が独立するということもあり、稲荷先生が最後の経験にということで担当させてくれたんですね。

 

多分稲荷塾としては初の試みだったんじゃないでしょうかね。稲荷先生以外が担当するというのは。

 

さて、塾の事情とか僕の事情、僕の将来のための経験とか生徒には関係ありますでしょうか?

 

そうまったくないわけですね。誰が好き好んで実験台になりますかと。

 

そうして、東大京大、医学部に行きたいと思って稲荷先生に教えてもらいに稲荷塾に入ったと思ったら、なんとびっくり担当が松谷というおじさんだったという事態が出来上がったわけですね。

 

一種のサギですね笑

 

 

僕は正直あんまり物事を気にしないタイプですし、厚顔無恥なタイプだし、いつもへらへらしているタイプです笑

しかし、この1年については実際は、稲荷塾も自分の将来もすべてを背負って毎週毎週生きるか死ぬかみたいなプレッシャーのなかで授業していました笑(もちろん授業中はそんなのは1ミリも出してませんけどね笑 去年の高3の演習1についても似たような気持ちでしたね)

 

そして、どんな結果になったとしても、全員が第一志望に受かるのでない限り、一種のたらればが起こることは覚悟して、もう自分のすべてをかけて授業&サポートするしかないなと。そして、もしそれでも思うような結果が出ないなら正直独立して、塾を開くのは暗雲しかないわけで、やめることになるかもしれないとも考えていました。

 

そんなこともあり、もう自分にやれることはすべてやったと思います。

すべての問題、解答、解説を自分の視点でもう一度精査し直して、組み直して僕が生徒の最善だと思うものを後悔しないように提供しましたし、数学答案添削、学習相談、進路相談、面接練習、他教科相談のみならず、数学講師としては裏技でもあるような英語添削なども求められればいくらでもやってました。

 

そして、今回の受験の結果でした。

正直、たらればは残りました。全員が合格したわけではありませんでしたので。もし、稲荷先生が教えていたら受かったんじゃないか。そんな思いを生徒にも保護者さんにも残してしまった可能性があると思います。

 

でも、少なくとも何人もの生徒が僕というハンデ?を背負ってでも第一志望に見事に辿り着いてくれました。もちろんハンデなのかアドバンテージなのかどう感じるかは気の持ち方しだいではありますが。

 

本当に感謝してもしきれないのは最後までついてきてくれた生徒にです。本当に感謝しています。

稲荷塾に通ってくれるような本当に素敵な生徒をこれくらいしか経験がない僕が担当できるというのは本当はありえないことかと思います。

特に、東大とか京大とか医学部受験するクラスを集団指導の専門塾で担当しようなんてことは普通は難しいことです。

 

でも、ある意味今年は異常事態でしたから、異常事態の中、松谷が教えるというイレギュラーは、大した異常値ではなかったのかもしれません。生徒も僕も必死に対応しているうちに1年があっという間に過ぎましたのでね。それはある意味ラッキーだったかもしれません。

 

とにかく自分の仕事に責任を持ってやれたとは感じています。

良い結果も悪い結果も全部自分のせいであるという気持ちでやるようにしたということですね。

これ結構大きな組織にいたら難しいことなんですね。どうしても、組織のせい、上司のせい、部下のせい、環境のせい、顧客のせいといろんな要因のせいにできてしまうんですね。当事者意識を強く持っている一部の社員以外はどうしても他責にできてしまいます。そうすることで成長しきれないみたいなね。

でも、今回はまったく言い訳できない状況でしたからある意味当事者意識しかなかったのでね。貴重な経験でした。自分の塾では毎年こういう状況になるわけですしね。

 

でも、それだけ真剣にやってきておいてではありますが、不合格はともかく、合格に関しては生徒本人の努力の賜物だなあとは感じます。

講師の力で合格させた!なんてのはまやかしに過ぎないなと。

とにかく合格した人も不合格した人も含めて本当に良い生徒に恵まれました。感謝しています。

 

一応、この1年の僕の総括的な感じですね。はは。

 

 

今年も少し受験生持たせてもらうことになりましたので、最後1年精一杯頑張ります!