合格体験記その9
松谷です。
また、体験記が一つ届きました!!
悲願の大阪大学医学部医学科に合格した増田朋久くん(高槻)くんです。ものすごい難関に対して、ものすごく悩みながら、しかし工夫し続けて最終的に合格を勝ち取った彼の足跡からは受験の本当の厳しさ、そして突破としたときの喜びを感じられるんじゃないでしょうか?
どうぞ!
合格体験記大阪大学 医学部 医学科 増田朋久 高槻
僕は友達の紹介で中二の頃に稲荷塾に入りました。当初は中学数学にもついていくのにアップアップ程度の数学力でしたが、先取りして高校数学を教えてもらえることで数学力はかなり伸びていきました。高二までに演習一を二回繰り返させてもらえるようにしてもらい、稲荷の独習数学や配ってくださった問題を使いながら一個一個穴となっている部分をつぶしていくことで高二の終わりには定型問題ならどんな問題でも取れるようになりました。数学は理解するまでは大変ですが、理解してからはかなり解くのは楽になると思うので、できるだけ早い時期から様々な問題にあったっていき、原理の部分をいかに早く理解するかが受験での勝負になってくると思います。高三では数三の演習や演習二を受けさせてもらい、難しいものの、出来る問題と出来ない問題を分別し、出来ないものを繰り返し解き直すことで数学はかなり得意になりました。ただ現役時代の最後までぶつかった壁が、難しい問題にあったった際に解ける時と解けない時の波が激しかったことでした。その原因として、自分の目の前に与えられた未知の問題をいかに適切な解法で、又たとえ間違えた解法を選んだとしてもいかに早く気づいて元に引き返すかということが時間内にできず、どこかで間違った解法の方向に向かってしまうと途端に泥沼状態にはまってしまうことでした。そこで浪人時代はもう一度稲荷の演習2の出来ない問題と予備校のテキストの問題を使いながら、「入試数学の掌握」を参考にしつつ、最初は一問当たり二時間ぐらいかけながらどうしたら問題文から適切な解法を引き出せられるか考え続けました。中々大変ではありましたが、最終的には安定するようにはなりました。確かにこのように数学はかなり安定するようにはなったのですが、僕が受験で最も後悔していることは教科のバランスの悪さ、いわゆる苦手な教科を作ってしまったことです。数学を極めようとしてしまい、他の教科、特に理科が間に合わず現役のときは悲惨なことになりました。(現役の時の阪医を受験したとき数学は87%ぐらい取れたのですが、化学は50%弱などでした)何とか浪人の一年で苦手教科を克服出来たのですが、数学は極めようと思えばいくらでも極められますし、どんなにできる人でも当たり外れはあると思うので、他の英語や理科といった、仕上がりが早く実力が反映されやすい教科を極めることも忘れないで欲しいです。ちなみに数学以外の教科のおすすめの参考書として、化学は原点からの化学・新理系の化学問題100選、物理は新物理入門・難系、英語は鉄壁・透視図といった感じです。
成績は中々上がったと思っても上がらず辛いことは多くあるとは思うのですが、あきらめずに努力し続けること、このことが成績を伸ばす唯一の方法だと思うので、最後までめげずに頑張ってください。最後に、先取りして授業を受けさせてくれた稲荷先生、英作を添削してくださった松谷先生を初め稲荷塾には本当に感謝しております。本当に長い間ありがとうございました。