数3は覚えること多い?
松谷です。
数3って現役生って弱くなりがちだなと。
僕も実際弱かったなと思います。20年前のうろ覚えの記憶では。。。
一方で浪人生などは演習など時間が取りやすいので数3の成績は上がりがちです。現役生で数3も出来る人はしっかり勉強している人だなって印象です。
数3は京大ではそこまで重視されないイメージですが、東大や阪大や東工大などでは結構重視される印象です。数3というカテゴリーでいうと京大は3割くらい他は4割くらい出題されてますが、基本数2bの内容それの式だけ数3みたいなのも多いですね。
まあ、そんな弱くなりがちな現役生の不利を挽回するべく演習期間がとれるように、反転授業や特別クラスが機能しているという構図になっています。
実際、数3は結構覚えることがあって、多分数2bと同じくらいあるんじゃないかと思います。下手したら多いかもしれません。チャートの厚さを見てもわかります。ベクトルも入ってきたらほんととんでもない量になりますね。
まあなので、誰にとっても記憶に定着させたりするのはまあまあ課題となります。
上半期、僕が反転授業の数3の授業を担当しているとき、その途中で学校の忙しさに加えてそこまで得意でなかったこともあって予習がほとんどできず授業についてこれなくなった生徒がいました。
なんとか挽回する方法はないかということで、独習数学とテキストの本当にエッセンスだけをまとめたプリントをその生徒のために作ってそれでざっと勉強して追いつかないか?と提案してみました。
本当はちゃんと追いつくのに、20時間くらいかかるところをまとめプリントでみたら2,3時間くらいで全体像はつかめるので、それだけで定着はしないけれど、なんとか授業内容がわかるレベルに追いついて、定着はもう少し時間がとれる演習授業のときにじっくりやるのはどうか?という提案でした。
しかし、結局は、もうその生徒の心は折れていて残念ながら提案はまったく受け入れられませんでした。
まとめプリントとか講師側の自己満足なのかもしれないなと思う部分もあったわけですね。
結局自分でやりきらないと力がつかないのは確かなのでね。自分で自分用にまとめられるくらいだとかなり力がつきますが。
数2bの公式集だって、中学数学の公式集だってそこまで活用されてなかったりしますしね。実際はかなりスグレモノなんですがね。。
あー、無駄なことしたな。。と後悔もしました。。もっと違うところに力を使うべきかと。
しかし、今、通常授業で数3演習をどうしてもとれない生徒の補習を担当しているのですが、やはりいろいろなところの抜けが大いに気になりすぎるところも感じます。二次曲線をぼこぼこに忘れていたりしたので。
そういう場合に、独習数学とテキストを全部やり直せ!というのは、やって欲しいですが、なかなか厳しい面もありますね。
であれば、抜けがどのあたりにあるのかという確認をする意味なら全体像をざっと把握できるまとめプリントの意味はあるのかもしれません。。
ということで、作ってみたら24枚ものプリントになってしまいました。。
多すぎる。。。。。
これだと独習数学読むのとそんなに変わらないか。。。ざっと確認読み流しでも1時間かかるな。。
でも、まあ、意味あるかないかわからんが、彼については抜けを確認する方法がほかに思いつかんので、とりあえず試してみよう。。
プリントだけ渡したり持ってたりしても意味がないのは百も承知のうえでね。
そして、もしここでは意味がなくてもどこかでは何か意味が出るかもしれないですしね。
connecting the dots の精神ですね。