やり方を忘れてしまう?
松谷です。
昨日の数1Aの2次不等式のように、
だいぶ前に学習した単元の、やり方を忘れてしまうことはまあありうると思います。
2次不等式や2次関数くらい頻繁に登場するものを忘れるのは、僕らの感覚からすればありえないことのように思いますが、まだ習って間もない中2、3生には起こりうるのだろうと思います。
しかし、まるで初めて聞いたかのように反応されると、こちらとしてもかなり困惑します。
ということで、忘れるのはまだ仕方ないのですが、改めて聞いたときに、あ~、と思いだせるようになっておいて欲しいのです。
そのときにまた完全に1からというのじゃどうにも意味がないわけです。積み重なっていかないというか。
では、たとえ忘れたとしてもすっと思い出せるようになるためにどうすればよいかということが気になりますよね。
その1つの方法論は、最初に理解するときに理由ととも深く理解しておくことです。自分のなかに腑におちた状態にしておくということです。
そのようにしておけば少しのきっかけでまた思い出すことができるのです。形だけ積み重ねてもそれはすぐに砂山のように崩れ去ってしまうと思います。
三途の川の横の賽の河原では鬼が、人間たちに石を積み重ねさせて、ある程度積み重なりそうになったら邪魔して崩してまた1からにしてしまうようです。
そんな悲しいことにならないようにしたいものですね。