独り言
11月15日のブログで「22才の別れ」の歌詞を書いたら、無性にかぐや姫が聴きたくなり、検索してみたら若かったころの南こうせつが歌っていました。
今、その動画を紹介しようと思って探してみましたが何故か見つかりません。
まあ、それはいいとして、私が見た動画ではファンが絶叫しています。単にキャーと叫んでいるというレベルではありません。ほとんど泣き出しそうな顔の女の子が映ったりしていました。
私は未だにライブというものに行ったことがないので、よく分かりませんが、人気の歌手のライブだとこういう盛り上がりになるものなのでしょうか?
ちょっと驚きました。しかし同時に、こういう絶頂期を若いころに経験するとその後の人生が大変だろうなと想像しました。そして、そんなことを考えていると、ふと、もし私が将棋のプロになっていたらどうだったのかと思いました。
いいイメージはないですねぇ …
将棋もスポーツと似た側面を持っていて、集中力、その持続力、そして体力や瞬発力が充実している20代、30代が実力のピークになりやすいです。何と言っても、その後情熱が落ちてしまうことが多いのです。ですから163人いる棋士のうち、はっきりアマチュアより強いと言える人たちは上位半分ぐらいじゃないかと想像します。
とすると、私ぐらいの年齢の棋士は基本的に切られ役になるのです。50代以上の棋士で活躍している人はいない、… はずです。棋譜を検索するときも勝っている棋士の将棋は見たいと思いますが、下の方の棋士の棋譜を見ることはほとんどありません。ので、注目されることもなくなります。
ということで、生き生きと将棋に打ち込んでいる自分をイメージすることができないのです。仮に若いころに実績を上げることができたとしてもです。
う~む。
むしろ、若いころに輝かしい成績を残した方がもっと大変かも知れないなどど思いました。
結局、一生をかけて追い求めることができる目標を持つことが重要で、それは何らかの実績を上げるというようなことではないような気がします。
若いころは功名心が強く、何かの分野で成功したいと強く願ってきました。しかし、そういうことが重要ではないということが年齢を重ねるうちにだんだんと分かるようになり、また自分のしたいことが40を過ぎてようやく明確になってきた過程に幸せに感じています。
頑張っていきましょう!