試行調査の問題の感想(数学英語)
松谷です。
試行調査の問題内容や趣旨をもう少し見てみました。
数学1aと英語を少し見ただけですが。
まず、
英語
英語は文法問題や発音アクセントみたいなそういう問題が全部なくなりましたね。それで、長文問題みたいなのだけになりました。
上位受験生は今まで、間違えるとしたら、発音アクセントと少しマイナーな文法語法だけだったので、こうなるともう間違いようがない気がします。つまり、満点続出でしょう。
また、問題用紙から日本語が消えました。日本語から英語にということより、英語を英語のまま理解するという方向を目指しているということでしょう。
僕は、このテストなら民間試験に切り替えてもいいと思いますし、そうしたいという気持ちが透けて見える出題だと感じました。まあ、もう数年間は資格試験と併用が、決定しているわけですが、この新共通テストは対策不要なくらいオーソドックスな出題と言えるかもしれません。
まあ、ちょっと速く読んだりする訓練は必要な人は必要でしょうけど、2次レベルに備えている人には不要な悩みです。
また、複数文書や図表を参照しながらやる必要がある問題が結構あるので、ちょっとTOEIC的です。ですから、たぶん業者から、「質問から先に見てスキャニングやスキミングという手法が必要だ!」みたいな言われ方をするでしょう。
まあ、でもこの程度の分量なら本文を前からそのまま一瞬で読んでしまって内容を覚えているうちに、設問処理したらいいと思います。そうできないとだめです。
まあ、文章量によっては、選択肢は読まないけど設問だけ先に読んどいた方が無駄がないんですが、この量だとそんなことしないでもね。。。と思います。
次に、
数1a
数1aについては、
まず、前と印象が同じなのですが、とりあえず、文章をめっちゃ読ませるな〜というものです。
それが、僕の今の正直な感覚からすると、面倒くさいなという感覚です。それにともない、70分の制限時間でも結構きついなと。ただ、前の調査より緩和されたのかなと。
あと、実際の実社会の話題に数学を適用させたいという意識も強いです。
総合すると、まったく自分で考えられない、公式適用くんみたいなのを排除したいんだと思います。
つまり、今まで、日本の高校生の50パーセントくらいを占めていたそのような子たちには、学習の再考を促すということですね。
定義を大事に、公式の証明を大事に、なぜその公式が使えるのかどういうときに使えるのかというのを大事にすべし。
といったところでしょうか。
記述式については、正直たいした記述ではないです。それはそう思います。しかし、まったく考えられない人や土台がない人は選ぶという手がかりがないので、答えられないと思います。
だから、悪くない形なんだとは思うんですね。
まあ、国立の2次試験に向けて学習してきた人にとっては、でもその力はちゃんと2次試験で問われているわけなので、テストが重複してる気はしますがね。。
一方、人にはよりますが、文系の子?や私立理系の子?、苦手な子などは、結構きついと思います。まあ、でも、記述式はとりあえす、所詮、数1aのなかの小問3つなんですけどね。。。。
だから大勢に影響はないような気も。。。
記述式問題については、別途参考問題例も載ってましたね。
とりあえず、稲荷塾生の人は、独習数学の単元などの最初にあるちょっと長い解説が載っているところから逃げないできちんと向き合って理解していくことを重視したらいいと思います。
そうすると、きちんとした数学的土台が得られますので。分からない場合は、質問してくれたらきちんと付き合いますから安心してください。
もし、それをしないで、なんとなく公式を適用するみたいな感じの学習しかしないとしたら、もうそれは共通テストみたいな公的な試験ですら遅れをとる致命傷となりますのでね。
きちんとした土台を築ければ、そこに積み重ねたり、そこから考えたりするのは楽しいですから。
とりあえず、少し見て、思ったのは以上です。