文系理系の選択

松谷です。

高1の後半といえば、文系理系の選択をする時期でしょうか。

 

生徒の1人が、多分文系にしそうな気がすると言っていましたね。

 

あー、数学講師としては数3まで使って入試に臨まないことになるのはちょっぴり残念だなあという思いと、あー、自分で道を決めていき大人として歩いていこうとしてるんだなあという思いの、アンビバレントな感じです。

 

まあ、でも、数学塾だから、みんなに数3まで学んでもらって、数3演習まで受講してもらうぞー、ガルルー、みたいなあほなことはしません(笑)

結局、将来のこと、自分の今のことを考えて自分の意思で決めたらいいと思うんですね。

 

理系の方が将来安泰なんじゃないかとか、これからの時代STEMを学んどいた方がいいんじゃないかとか、理系は文転できるけど文系は理転できないと言われてるとか、

 

そんなのはどうでもいいと思うんですね。

 

自分の意思で選んだのならそれが一番いいでしょう。(情報は結構収集しないと選びがたいですが。)

 

まあ、数3まで学んどいた方が数2bの内容の適用を結構やるので、数2の内容がより分かるようになったりすると個人的には思いますが、まあ、数3まで学ばなくても数2bがしっかりできる人はいます。

 

学年が高2以上とかならなおさらそんな悠長なことを言ってられませんしね。他の科目もありますし。

まあ、外部の文理選択について書いたサイトを参照用に載せておきます。

文理選択の参考サイト

さて、まあ、一応それだけで終わってもいいんですが、

ちょっぴり良くない例として恥ずかしいですが僕の例を挙げておきます。反面教師ってヤツですね。

結果的に理系を選んだことに後悔はないんですが、その過程がかなり適当だったなあと思いましてね。

僕は高校生の頃、とりたてて将来の展望があるわけではありませんでした。

漠然と小学校の先生になりたいと思っていたのですが、どこかでその夢は微妙じゃないか?という意見を受けてとりあえず脇によけていました。考えないようにしていたという感じです。(そういえば、医者は性格的に合わないだろうなというのはだいぶ前から思ってましたね。)

 

そんな展望がない自分は自分の内側に目を向けました。

 

しかも、その内側は、内なる自分の声を聞くとかそういう高尚なものではなく、単純に自分の得意科目や苦手科目、好きな科目や嫌いな科目を考えたんですね。

得意科目は英語で、

抜群に苦手な科目は社会でした。

好きな科目は英語数学で、

抜群に嫌いな科目は社会でした。

国語は最後の方、得意&好きになりかけてましたが、高2までは苦手ではなかったものの嫌いでした。理科はまあ高校理科は数学がある程度できる人がやれば誰でも出来るというイメージで、まあとりあえずやってましたが、好きでも嫌いでもないという感じでした。副教科は全般的に普通でした。飛び抜けたセンスもなく、心がきらめく瞬間もなく。。。

 

ということで、僕の場合は、社会を勉強したくなさすぎるというのが勝ったんですね。

じゃー理系だなと。

将来なんとなくものづくりをするのが普通の理系なのかな。。理学よりは実社会に応用していく工学的な方が性に合ってるかな。。

えーでも、よーくわからんな。。

あっ、東大は大学入試時点では学部決めないでもいいのか!都合いいな!おー!入試まで何も考えんでいい!ラッキー!

てな感じだったんですね。

そう、将来の展望があまりにも希薄で、そこからの逆算思考が皆無だったんですね。

まあ、こんなのは、本当に良くないなと感じます。だから、反面教師なんですね。一方で少なくともそういう学生は昔はいっぱいいました。

いまは、学校もキャリア教育とかにかなり力を入れていますので、そんな人は少なくなっているんじゃないかと思います。

でも、多分それでもいまだに昔の僕みたいな人もいるとは思います。そんな人にも変ではないよとは言いたいです。

 

結局、僕の大学のサークルの理系のやつの半分弱くらいは、文系の会社で働いています。

商社とか広告代理店とかコンサルとか金融とか。

さらにいうと、理系で入ったけど、大学中に進路を変えて、裁判官や弁護士とか会計士とかになってるとかも、結構います。(進振りという制度で理1で入ったけど3年から法学部に行ったりね。)

もっというと、文系で卒業して商社に入ったり官僚になったりしたけど、やっぱり医者になったとか。

つまり、結局いくらでも意思があれば変えることができます。

ですから、現時点では情報を収集したうえで、ある程度の今の直感に従って選べばいいと思います。

きっとなるようになっていきますよ。